ミアレの七不思議 ~新生カロスへ行く前に~
こんにちはこんばんは、みっつばーです。このブログに少しでも興味を持ってくれて、ありがとうございます。
ポケモンモチベが高いときにはこうやってブログを書くことにしています。忙しい日々の中での息抜きに、と思って拙いながら綴っています。というか冷静に考えて週5で労働がある生活っておかしい気がする。おかしいだろ。誰か助けてください。
さて、久しぶりにブログを書く理由は、やはり我らがポケットモンスター・シリーズの新作『レジェンズZA』です。

XY以来のカロス地方、そして幾年かぶりのメガシンカへのフォーカス、アツくならないはずがありません。まさに待望の新作です。XYではあまり語られなかったジガルデやその他伏線等、おそらくあの当時に『エメラルド』や『プラチナ』と同様の位置付けの『Z』が発売していれば回収されていたであろう要素が数多く残されている地方であると感じているので、個人的には人一倍の期待をしています。レジェンズアルセウスをプレイしたことのある方々であれば、この気持ちをわかっていただけるのではないでしょうか。
今回この記事で私が紹介するのは、ZAの舞台である「ミアレシティ」についてです。ミアレシティはフランスの首都、パリがモデルとなっているカロス地方の大都市で、立ち並ぶオフィスビル・ホテル・美術館・駅・カフェ・レストラン・広場など、オシャレできれいな街でありながらも、フレア団のアジトや迷い込んでしまうような無数の路地裏など、少しダークな要素も併せ持つ、まさに“都会”という言葉がぴったりな街となっています。
ZAではカロス地方の各所を巡る、ということは(おそらく)なく、あくまでも「ミアレシティ」が舞台となっています。公開されている情報を整理すると、ZAのミアレシティは「ポケモンとの共生」が掲げられ、都市の再開発が進められているとのことです。このことから、私は当初、現実世界の歴史の「パリ都市改造」を想起しました。

現実世界のパリの街というと、凱旋門のあるシャルル・ド・ゴール広場から画像のように放射状に道路が広がっている、という街並みを想像するかと思いますが、このような形に街が整備されたのは19世紀になってからになります。ナポレオン三世の時代、セーヌの県知事オスマンはパリの人口増加に伴って都市の上下水道や大通りの整備など、都市そのものの大々的な改造を行いました。この都市計画が、現在のパリの街並みを形作っているのです。
……今までで一番社会科してる気がしますね。
このブログ、なんで名前社会科にしたんだっけ…。私は世界史選択だったので、こういう知識を隙あらばひけらかしたいという欲求が自分の中にあったのかもしれませんね(笑)。
レジェンズアルセウスが開拓時代の北海道をモチーフにしていたことから、当初、ZAはフランスの歴史をモチーフにしていると思っていました。しかし、公開されているZAの情報を見るとそうではなさそうです。

そのひとつが、この素敵な美人お姉さん、マチエールの存在です。

マチエールはXY当時はご覧の通り少女の姿をしており、ミアレで探偵業をやっていたハンサムからも基本的な勉強を教わっていたことから、小学校高学年~中学生くらいの年代だったと考えられます。しかし、ZAでのビジュアルは成人女性と呼んで差し支えない姿です。えっちですねえ
このことから、ZAの時間軸は少なくともXYより5~10数年ほどの未来のミアレである、ということがほぼ確定します。説明文によると、彼女はハンサムから事務所を引き継いで探偵業を続けているそうです。また、首元にはメガストーンがあり、そして彼女が「エスプリ」であったときの「イクスパンションスーツ」も着用していることがうかがえます。しかし、彼女のパートナーであるニャスパーの「もこお」が成長してニャオニクスに進化していたとしても、XYではニャオニクスはメガシンカしないポケモンでした。もしかすると、新たにメガシンカが確認されたメガカイリューやメガルチャブルらのように、ニャオニクスもメガシンカするということかもしれません。だとしたら考察冥利に尽きますね。
ZAの前提はこのくらいにして、ここからXYにおいて観測されたミアレの七不思議(私調べ)について紹介していきます。あくまでも抜粋であり、かつ個人の考えを多く含むものですので、あしからず。
①エレベーターの幽霊

ミアレシティノースサイドストリート、14番道路への道付近の「かくとうどうじょう」のあるオフィスビルの2Fにはじめて訪れたときに遭遇するイベントです。画面が一度暗転したと思ったら、オカルトマニアの姿をした女性が背後のエレベーター前にいつのまにか登場し、画像のように「あなたは ちがう…」とだけ言い残して主人公をすり抜けて画面外へ消えていきます。しかもこのとき、この女性は歩く挙動(足を交互に動かす動き)がまったくなく、身体が固まってしまっているように見えながらも平行移動のように移動していくのです。そうして一度“彼女”と遭遇したあとはもう二度と現れなくなります。このイベントに関する説明を他のNPCから受けられたりもしないため、完全にこれ以上の情報がありません。
彼女はなぜこのビルのエレベーターからでてきたのか…。彼女はいったい“誰”を待っていたのか…。
興味は尽きません。XYから何年かの時を経たミアレで、ZAではどうなっているのでしょうか。このイベントについて何かしらの言及があることを願っています。
“彼女”については私なりの考察をしましたので、この記事の後半にてまた語らせていただきます。お楽しみに。
②ブルジョワール家(マイル)を探す女性


①のエレベーターの幽霊の居るオフィスビルの1Fに居るこちらの女性。BWで登場した大富豪「ブルジョワール家」に仕えていたであろう人物(以下、メイドさんと呼称)です。
ご存知でない人向けに解説すると、ブルジョワール家とは、『ポケットモンスターブラック・ホワイト(以下、BW)』に登場する、イッシュ地方のサザナミタウンに豪邸を構える大富豪です。ポケットモンスター・シリーズではたびたび登場する「カチヌキファミリー」のような立ち位置でしょうか、BWをプレイしていた人であれば、金策で大変お世話になったという廃人の方も多いのではないでしょうか。「おまもりこばん」+「おこづかいパワー」によって、ラストのマイル相手にはあえて敗北することで無限にあの一家から金をむしり取り、ポケモンリーグを周回するよりも効率よくお金を稼いでいたあの頃…。

そんなブルジョワール家は『ポケットモンスターブラック2・ホワイト2(以下、BW2)』では、豪邸は無くなっており、また、一家も当主を残して全員が引っ越していなくなっています。ちなみに当主のみ残っている理由としては、テレビ番組「イッシュビューアワー」でのインタビューによると、「イッシュ地方に眠っている珍しい物を全て見るまではここを離れるわけにはいかない」と語っています。
ともかく、BW2ではマイル・ブルジョワールはイッシュから姿を消しているのです。そして、XYではイッシュ地方から離れたカロス地方のミアレシティで、一家に仕えていたであろうメイドさんが彼の行方を主人公に尋ねています。
よくよく考えると、この2つはすぐには繋がらないということが伝わるでしょうか。マイルを探すにしてもなぜミアレで?と思った人は正しい反応をしています。今からそれをひとつずつ紐解いていきます。
まずは、時系列についてです。
ストーリー中で明言されているように、BW2はBWから2年後、ということがわかります。そして、BW2はXYとほぼ同時期の時系列であることが認められます(ここでは簡記に留めますが裏付ける要素がいくつもあります)。



何が言いたいのかというと、マイルがBW2においてイッシュ地方に居ないということは、マイルは同時期(XY)のカロス地方に居る、という可能性があるということです。
根拠は2つあり、そのひとつは、ブルジョワール家の語源となっているであろう“ブルジョワ”という単語です。“ブルジョワ”という言葉は「お金持ち」「富豪」という意味をもつ言葉ですが、その言葉はフランス語に由来しています。そう、カロス地方はフランスをモデルとしていることから、ブルジョワール家のルーツはカロスなのではないでしょうか。
もうひとつは、まさにこのメイドさんがミアレシティに居るということです。ここでは、このメイドさんがなぜミアレの雑居ビルでマイルを探しているのか、という点に着目しました。考えてみると、人を探しているという人がこんなところに居るというのは少々不自然にも感じられないでしょうか。マイルを探すのであれば、それこそサザナミタウン並びにイッシュ地方を探すと思いますし(すでに探したあとかもしれませんが)、一家のルーツであるカロス地方を探すにしても、わざわざあのビルで探す理由はありません。
ここからは推測になりますが、逆説的に考えて、メイドさんは
『マイルがこのビルに現れるという確信をもってあの場に居る』
とは考えられないでしょうか。
メイドさんはなぜこのビルに来るかもしれないと思っているのか、なぜマイルは居場所を誰にも教えていないのか、ブルジョワール家は2年で何があったのか…
ZAでこの謎が明かされることはおそらくないと思っていますが、わざわざ作品を跨いで登場しているキャラクターには何かしらの期待を寄せてしまうので、ちょっぴり楽しみです笑
③ミアレステーションの時刻表裏

ミアレシティノースストリート、16番道路への道付近の「ミアレステーション」内にある時刻表。正面から調べると、時刻表だ! としか表示されませんが、裏に回って調べると…


一見、??? となるメッセージですが、これは漫画『シティーハンター』にも登場する合言葉、「XYZ」に由来するものであると考えられます。

「XYZ」とは『シティーハンター』の依頼の合言葉で、依頼人が新宿駅東口の伝言板に「XYZ」と書き込むことで、主人公の冴羽獠に仕事の依頼をします。この言葉は、カクテルの名前「XYZ」に由来し、「助けてほしい」という最後の願い、「もう後がない」というニュアンスを含んでいます。つまり、このミアレシティにも人知れず誰かに助けを求めている誰かがいる、ということでしょう。

そして、この時刻表の近くにいるこの子どもは、何かを探して周辺をうろついています。時刻表の近くにいるキャラが彼しか居ないため、ヒントとなるような要素が他にありませんでした。この子どもが探しているのはこのメッセージでしょうか、あるいは彼もまた助けを求めてメッセージを書きにきたのでしょうか。
ここに関してはこれ以上考察する材料が無いので、本当に謎です。
いったい誰が?このガキは誰の何?何故?
もしかするとミアレにはハンサムやマチエール以外にシティーハンター的な人物がいて、人知れずミアレの平和を守っていたのでしょうか。『Z』が発売されていれば取り上げられる小ネタだったのかもしれません。
④ホテル・シュールリッシュ4F

ミアレシティノースサイドストリートにある高級ホテル、「グランドホテル シュールリッシュ」。ミアレシティには唯一存在するホテルで、見るからに高級そうな名前のとおり、豪奢な内装にあふれた宿泊施設です。なんとアルバイトをすることもできます。
このホテルの4Fには、訪れた人を大いに困惑させる奇妙な人物が何人かおり、ここではひとまとめにしてご紹介していきます。
⑴エレベーターに聞き耳をたてる女性


まずはこちらの“オカルトマニア”の姿の女性。何やらエレベーターの音を聞いており、話かけないほうがよかったかな?と思うほど拒絶を露にしてきます。さて、「エレベーター」「オカルトマニア」と聞いてここで連想するのは①のエレベーターの幽霊ではないでしょうか。一見すると同一人物のようにも見えますが、おそらく別人であると思われます。理由としては、同じ街に同じ人物がいることはこのゲームではまずありえない、2人の喋り方がまるで異なる、おそらくこちらの女性はご存命の人間である、というのが挙げられます。
しかし、ここまで共通の要素がある以上まったくの無関係というわけでは無いのかもしれません。彼女もまた、幽霊の女性と同じようにエレベーターに乗ってやって来る「誰か」を待っているのでしょうか。仮に2人の女性の待っている人が実は同じ人物だとしたら、とても面白いですね。
⑵花瓶の水を飲む女性

続いては、おそらくホテルの従業員と見られるこちらの女性。どうみても目の前にあるのは花瓶であり、この花瓶の水を飲んでいるように見えますが…。

どうやら本当に花瓶の水を飲んでいたようです。彼女のセリフもいまいち答えになってないように見えて、なんだか底知れぬ不気味さがあります。しかも、主人公に話しかけられて会話が終わると、この女性は再び花瓶の方に向き直るのです。つまり、水を飲むことを止めようとしないことがわかります。
気になって少し調べてみましたが、花瓶の水には、切り花から溶け出した有害な物質や植物の成分が溶け出しているため、中毒症状を引き起こすことがあるようです。ひょっとしたら彼女はもう手遅れなのかもしれません。なぜそうなってしまったのでしょうか…。
また、「花瓶」「水」「飲む」で検索したときに上の方に出てきたものが、「夢占い」でした。それによると、「花瓶の水を飲む」夢にはいくつかの診断結果があり、どうやら飲んだ水の状態によって変わるようです。水が静かで穏やかな様子であれば“心の平穏”、“人間関係の良好さ”を意味しており、水が腐っていたり異臭がしたりする状態であれば“人間関係上のトラブル”等を暗示しているそうです。このように、「花瓶の水」は精神の安定感と関わっているらしく、いったい彼女はどのような状態なのでしょうか…
⑶マリルと一緒にいる観光客の男性

続いてはこちらの“かんこうきゃく”の男性。おそらくは奥さんorフィアンセとミアレを訪れていたと思われますが、部屋の中に女性の姿は無く、途方に暮れています。いったい何があったのでしょうか。こちらも他に説明が一切無いため、事件性のある香りはしますがまったくわかりません。観光で婚約者(とマリル)とカロスに訪れた女性が、ミアレに来て出会った別の男性と駆け落ちをした…というのが個人的に最も有り得そうかなーと思っています。NPCにもドラマがあるのがポケモンです。

また、ミアレシティの街中にマリルが大好きな少女が居ますが、関連と呼ぶには薄いです。仮に男性の言う“キミ”がこの少女であるとする場合、少女のそばにマリルがいることから、男性の「マリルをおいて…」という発言にはそぐわないように感じられます。そのためおそらくこの2人は無関係だと思われますが、他に材料が無いので真相は不明です。
⑷普通のおじさん

このフロアで唯一、普通にホテルの評価をしている“ジェントルマン”のおじさんです。これだけ異変を感じるフロアにいながらも正気を保っているというのは一周回ってむしろ奇妙かもしれません。このように普通のおじさんも居ます。
なぜこのホテルの4Fにのみこのような人々が配置されているのか…
「シュールリッシュ」の名前を意識してこのような人物達が配置されていると思いますが、如何せん謎だらけですね。考察が捗る。ZAでも潰れずに経営を続けていて欲しいホテルです。
⑤ハンサムの足取り

過去作品『プラチナ』で初登場したハンサムは、ミアレでは国際警察という立場を隠して探偵業を行っていました。そしてストーリーではフレア団残党であるクセロシキを逮捕し、2代目ハンサムのコードネームを主人公に、ハンサムハウスの所長の座をマチエールに譲り、そのままクセロシキと共に電車でカロス地方を後にしています。

XYをプレイした人であれば、一見XYにおいてハンサムは主人公とマチエールとの一連のサブイベント、「エスプリ事件」を解決するためにミアレに訪れたと感じられますが、「エスプリ事件」は主人公と出会ってから現在進行形で起こったイベントのため、ハンサムは本来この事件のためにミアレに来ていたわけではありません。
では、彼はなんのためにカロスに来ていたのでしょうか。わかりません(即答)。
というのも、クセロシキ逮捕後には彼はカロスを離れてしまっているからです。「エスプリ事件」の傍らでその本命の事件の解決ために奔走していたのかもしれませんが、本命の事件についての描写はまったくと言っていいほどなかったため判断が難しいです。
いったい何の事件を追っていたのか… そしてなぜもう追わなくてもよくなったのか… 解決したからなのか、カロスに居る理由が無くなったのか…
真相は明かされずじまいでした。ZAではハンサムは登場しなさそうなのでちょっぴり残念です。
⑥ミアレギャング

「ミアレギャング」とはマチエールとの騒動で登場した、ミアレシティのチンピラです。雰囲気としてはアローラ地方のスカル団が近いでしょうか。とくに大それた悪事などは行っていないようで、“ギャング”というのはやや言い過ぎかもしれません。
しかもマチエールの一件以降、彼らは主人公と仲良くなり、ミアレギャングは解散され就職までしているようです。『モブサイコ100』の第七支部の幹部連中みたいになってますね(伝わってくれると嬉しい)
なぜわざわざこんな取り上げるまでもないような要素を紹介したかと言うと、ZAの事前情報でこのキャラを見たためです。

ZAで新登場のキャラクター、カラスバさんです。
ミアレを牛耳っている(?)サビ組のボスであり、見るからにカタギではありません。カラーリングは少しキチキギスに似ていますね。
どういうことかというと、XYの時点ではサビ組はミアレには存在しませんでした。つまり、サビ組ができたのはZAの時点ではいいとこ5年程度前、ということになります。

推測ですが、カラスバさんはカロス出身ではありませんよね。どこぞの赤髪ミルタンク使いやサスペンダーイケメンドオー使いと同じ喋り方をしています。おそらくジョウト出身です。サビ組がミアレに拠点を置いたのか、ミアレでカラスバがサビ組を作ったのか、どちらが正しいのかはわかりませんが、ここで考えられるのは、カラスバがミアレで組の活動をするにあたってミアレの「裏」事情に通づる人や団体を巻き取った可能性を考えたとき、ミアレギャングはちょうどいい相手なのではないでしょうか。つまり、カラスバの組の前身にミアレギャングがある、のかもしれません。
XYでちょこっとだけ登場したミアレギャングを活かすならここしかない!と個人的に考えています。多分違うか
⑦AZのホテル

七不思議って本来は7つめを言ってはならないらしいのですが、この記事では7つめを紹介します。七不思議とか気にしないでください。

私が疑問視しているのは、
都市開発があったとはいえ、そんなホテル営業できるような空き物件とかあるかな?
というものです。少なくともXY時点のミアレシティでは“空き物件のホテル”なんて聞いたことも見たこともありません。まあ、「都市開発したから」と言われてしまえば納得せざるをえませんし、AZさんには数百年分の蓄えとかがあったのかな、と考えれば不自然ではないのでしょう。しかし、ミアレで営業をする以上、上述のホテル・シュールリッシュは競合相手として強敵であると思われます。なので、格安路線の宿としての経営方針を固めているのではないでしょうか。この数年で俗世に馴染んだAZさんを見るのが楽しみです。

というかフラエッテとあの再会を果たしてから、いったい何がどうなってホテルのオーナーになったのでしょうか。スピンオフ企画だとしても尖ってるなあと思います。新作の開発段階で「AZはホテル経営やらせましょう」って言った人、何食ったらそんな発想がでてくるんだ。
いかがだったでしょうか。個人的な意見があまり増えすぎないように気を付けながら考察したつもりなので、楽しんでいただけたら幸いです。SV以来の新作であり、XY以来のカロス地方、胸が躍りますね。共に楽しみましょう。
おまけ
ここからは、上述したように、①のエレベーターの幽霊についてもう少し踏み込んだ考察をば。


実は、『ポケットモンスターオメガルビー・アルファサファイア(以下、ORAS)』の“おくりびやま”に、あの彼女と同一人物であると見られるキャラクターが登場しています。
詳細はここでは語りませんが、ORASは、時系列としてはXYよりも前であるため、おそらくここで登場する“彼女”は「生前の」エレベーターの幽霊ではないでしょうか。ですが、XYにおいては幽霊となってエレベーターに乗ってやって来る誰かを待つ、地縛霊のような存在となってしまっています。
ここからが私の妄想です。
それは、『“彼女”はマイル・ブルジョワールに殺害され、彼がミアレに戻ってくるのをずっと待っている』というものです。
理由としては、②で記したように、あのビルにはマイルを探しているメイドがいる、ということです。上述したように、あくまで可能性ですが、マイルはミアレシティに、もっと言えばあのビルに訪れることを予定していた、またはそうするはずだと家族・関係者が知っていた、ということです。何か不都合があったのか、XYではマイルは姿を現しませんでしたが、マイルに殺された女性はマイルに恨みをもち、死後マイルが訪れるはずのあのビルで彼を待っていた…とすれば、②の謎の辻褄が合う気がします。
さらにさらに踏み込んだ推測をすると、マイルは“彼女”以外にもたくさんの人間を殺害している連続殺人犯であり、④⑴のエレベーターに聞き耳を立てていた女性も実は幽霊(あるいはマイルに知人を殺された女性、存命)であり、彼女もまたマイルがミアレ、いやホテルシュールリッシュに訪れるはずだと確信して彼を待っていたとしたら…?
もしかするとこの女性とエレベーターの幽霊の女性は知り合いかもしれませんね。
そしてそんなシリアルキラー(マイル)を追ってハンサムがミアレに来ていたとしたら…?
ハンサムはミアレに来る前、マイルがいたイッシュ地方にも足を運んでいたということが、イッシュの四天王シキミのバトル中のセリフから確認できます。
ブルジョワール家はBW以降イッシュを離れてからは自分たちの故郷であるカロス地方にさえまったく登場しなくなります。まるで表立って顔を出すことを避けているかのようにも見えてきます。それは彼らが身を潜めて世界中を逃亡しているからだとしたら…?
当主の父親のみ、BW2で存在が確認できますが、なぜ彼はカロスに帰化しなかったのでしょう。なにかカロスに行きたくない理由があったのでしょうか…。
③の「助けを求む」のメッセージとは、結局誰のものだったのでしょう。被害者がいたのか、あるいはマイル自身があれを書いたのだとしたら…?
妄想はこのくらいにしておきます。盛り上がりすぎてしまったかもしれませんが、このくらいないと考察しがいがないでしょう。楽しんでもらえましたら、これからZAをプレイする知人や友人などのこの記事をおすすめしてみてください笑
それでは。
めとぽけ10周年特別交流企画『ときわたり』の軌跡
2023年4月某日。
それはサークルの関係で文連(文化部連合)に提出する書類を作成していたときのことでした。
提出書類の参考になるかもしれないと思い、めとぽけの過去の資料を漁っていたところ、それはたまたま目に止まりました。
『ポケモンサークルめとぽけ 2013年7月発足』
この文を見た私は、ほえーこのサークル2013年からあったんだー、と思うと同時に、
……えっ、てことはもう今年で10年経ってんの!?マジ!?
と遅れ気味にデカい声が出てしまいました。
これが、めとぽけ10周年特別交流企画『ときわたり』立案のきっかけとなっていきます。

”きっかけ”は他にもいろいろありました。
自分はコロナ禍をもろに大学生活にブチ当てられた代であったため、縦のつながりも横のつながりもそこまで太く無いままに卒業してしまうのはなんだかなあ…と思ったこと、
サークルという存在がこれからの後輩くん(ちゃん)達に少しでも居心地がいいと感じて欲しいなあ…と思ったこと、
世代を超えた“縦のつながり”はポケモンそのもののテーマにも通ずるものがあるので諸先輩と後輩たちを繋げられたらなあ…と思ったこと。
そういった様々な思いや狙いを込めて計画を始めました。
2023年8月
苦しみながら就活を無事乗り越えました。正直私は就活というものを舐め腐っていたので4年生上半期はその分のツケをもろにくらってしまって周囲の同期よりも内定が遅れてしまっていました。
そんなこと()はさておき、9月に夏休みのめと合宿に行くための計画も立てて、準備をして…9月末には参加者が少ないながら小田原・箱根をみんなで楽しむことができました。
こちらについては別の記事にてその様子を紹介させていただいています。
実はその合宿内で、現役の後輩は10周年企画についてどんな反応するかな??と思ったのでそれとなく聞いてみることにしました。
私「OBさんとの交流会みたいな企画やるって言ったらどう?参加してみたい?」
T君「あー、いいんじゃないすかね(ポケカをシャッフルしながら)」
私「…あ、そう」
なんというかテキトーに答えられてる気もしないでもなかったです。実家のリビングで母ちゃんと話してるんちゃうぞ。
せっかくこっちはこんなにあなたたちのことを考えているのに、こんな感じのテンションで答えられるとは、まるで恋愛みたいですね。むしろコイツらを心底楽しませてやろうという気すらしていました。ポジティブシンキングは大事。
とはいえ、あのときは11月の学祭が目の前にあったのでそちらに専念せざるを得なかったのもあり、本格的に動き出すのはもう少し後になります。
ちなみに学祭についても別の記事にて綴らせていただいているのでよろしければそちらもご覧ください。
この学祭にいらっしゃっていただいたOBの皆さんの何人かにも10周年企画について伺ったところ、
「面白そう」「楽しみ」といった嬉しいお声を貰えました。目に見えてモチベーション上がる感想が聞けるととてもやる気になりますね。
2023年11月
何事もなく学祭を終えることができたので、自分の卒論執筆と並行しながら企画の準備を始めていくことに。しかしこういった企画は今まで参加する側ばかりであったのではっきり言ってノウハウがありませんでした。
『そうだ、他人(ひと)に頼ろう』
そう思い立つのにさほど時間はかかりませんでした。京都に行こうみたいになってますね。速攻でこの発想になるあたりクズの片鱗が出ています。
半分ダメ元で上の代の人へ連絡を取り、先輩であるフリージア子さん、ギンさんにお手伝いしていただけることになりました。お二人が居なかったら開催そのものが危うかったので、本当にとても頼もしかったです。
と同時に、下の代にも一緒に経験してもらいたいと思ったのでせんたろ君とそとわっと君を(強引に)引き込みました。ごめんね。でもありがとうね。
そうして色んな人たちの助力のもと、ある程度企画の輪郭を作り出すことができていったのでグループLINEやX(旧ツイッター)で告知を行いました。これ思っていた以上に緊張しました。指が震えた。

また、たくさん考えた末、本企画の名前は『ときわたり』にしました。自分のアイコンがセレビィということと、世代の異なる先輩後輩が一堂に会することのワクワクをこのフレーズに詰め込めている気がします。我ながらめちゃくちゃ気に入りました。当日、いい名前だねと褒めてくださった方もいらっしゃったので、今でも良かったと思っています。
事前準備のための通話会議、当日のハコ抑え、昼食の予約、参加者へ早期の連絡、etc…
なんと言いますか、交流会やるってなったらとにかく“準備”に力を使うのが大切なんだなあと実感しました。頭では理解していたつもりでしたが、こうして企画する側になってようやく身をもって理解できた気がします。運営って大変だ。とてもじゃありませんが一人では無理ですね。色々な人の協力を得られて本当に幸運でした。
2024年3月16日(企画当日)
早起きして会場である板橋区立グリーンカレッジホールへ。ぶっちゃけ遠いのでアクセスはイマイチですが、料金が安いのでこちらで行うことにしました。これはたまたまですが、同じフロアの別の部屋で別の交流会(しかもポケモン対戦の)をやっていたので、間違えてこちらに行く人とかいるかもなと思ったのは面白かったです。
机と椅子を並べて、そとわっとくんにレンタルしてもらったプロジェクターを設置して、ホワイトボードにめとぽけの歴史を書いて、配線足りなくなって近場のドンキに買いに行って…
マジで高校の文化祭準備のような感じだったのでこの時点で内心テンションめちゃくちゃ上がっていました。

準備がひと段落して、ぼちぼち参加者がいらっしゃる時間になりました。小休憩がてら、と思ったらトイレでAZに扮したエアタービンさんに遭遇しました。前日に連絡は受けていたのでAZさんがいらっしゃることは把握していましたが、まさかトイレで遭遇するとは思ってなかったので笑いがじわじわきました。「どうも、AZです」じゃねえよ。

ひと通り参加者が揃ったのでいよいよスタート。こちらが当日のタイムスケジュールでした。

昼食はお弁当屋さんのオードブルを用意しました。予約注文してくださったギンさんありがとうございました。まずは食べながらアイスブレイク。しばしご歓談というやつですね。
「ご飯が余ってもつるあしさんが片付けてくれるから大丈夫」とか言われててワロタ。あの人吸収して強くなる系の敵キャラだと思われてる。

メインの企画は優勝賞品有りの実機・カード対戦企画ですね。実機では先輩後輩交流も兼ねた即席マルチバトル、カードではオーソドックスな大会ルールの勝ち抜き戦を行い、私は実機の方に参加しました。
割とちゃんと練った構築で育成したのですが、個人結果はそこそこ。やっぱカイリュー強い


しかし色々な代の人達と和気あいあいと卓を囲めて好きなゲームをするというのは、やはり素晴らしいと改めて感じました。マルチバトルでペアとなった方、及び対戦してくれた方、楽しい時間をありがとうございました。

カードの方も先輩後輩が一緒になって楽しめている様子でなによりでした。(カード側はせんたろ君に運営諸々任せてしまったのであまり見れませんでした)
余談ですが、この対戦の時間に実機とカードどちらも参加していない人がいました。彼らは何をしていたかというと、ボードゲームのドミニオンです。

最初は、これちょっと今日の企画に対する嫌がらせに近いんじゃね?と思いましたが1周まわって面白すぎるんでアリとしました。“めぼどげ”の片鱗を見ることができました。
つづいてはクイズ企画。こちらはOBである、つるあしさん&なおやさんプレゼンツのものでした。つまりは外部委託ですね。運営陣ですら内容も何も全く知らない状態でした。なんなら彼らは当日会場で昼頃までクイズのパワポを作っていたようなので、マジでギリギリで間に合わせていたようです。
チーム対抗戦によるポイント制のクイズ勝負、結論から言うとめちゃくちゃ楽しかったです。1問目の答えが「なめぞう」だったのにほぼ全員正解できたのなんでだよ。平均レベルが高すぎる…
(ちなみに「なめぞう」とは赤・緑においてヤドランをNPCに渡すことで交換してもらえるベロリンガのことである。覚える必要はまったくない。)
次にやるときは超高難易度のポケモンクイズでも良いかもなってこのとき思いました。
波乱があったのはやはり、「つるあしさんのポケモン顔マネクイズ」ですね。
ルールは簡単。出題者のつるあしさんがポケモンの顔を自分の表情のみで真似るので、それがなんのポケモンかを早押しで当てるというゲーム。
はっきり言ってクソゲーもクソゲーです。だいたい、表情豊かな人でも1000匹以上いるポケモン全てを演じわけるなんてまず無理難題なんです。それを出題者側の主観&イメージで的中させろというのは…
もしテレビでこれやったら絶対炎上します。絶対です。
私はこのクイズの正解行動は開幕と同時にテキトーに答えることだと思ったので初手ウソッキーに全てを賭けて回答に臨みましたが、同じ考えの人が何人も居て流石に笑いました。みんな表情を読み取るより当てずっぽうでいくのが良いって思ってるんだから、いよいよこのクイズの趣旨が終わっていることを受け入れねばならない気がします。
ちなみに正解は「テツノツツミ」でした。よりによって終始真顔のポケモンです。さて、ここまで読んでいるみなさんはこのクイズどう思いますか?
答え. 酒入ってたらサイコーにバカおもろいんだろうなあこれ でも真っ昼間のガチクイズにするならやっぱりクソだなあこれ

対戦企画、クイズ企画、昼食、その他飛び入り企画、懐かしい顔ぶれとの歓談…
楽しい時間はあっという間に過ぎ、いよいよ閉会の時間となりました。私が用意した豪華(?)優勝賞品をクイズ、実機、カードそれぞれの優勝者へ渡します。賞品を何にするかは当日3日前くらいまで悩んでいましたが、まず1つはセレビィのぬいぐるみ。しかも通常のセレビィだけでなく色違いのセレビィのぬいぐるみも用意しました。ちょっと珍しいヤツです。

2つめはポケカの拡張パック。カードゲーマーは単純なので困ったらこれかスリーブ渡しときゃ誰でも喜びます。なんてチョロい生き物なんだ
そして3つめ、本企画のために私が自作した、セレビィのシルエット入り草エネルギーのストラップです。

ただの草エネルギーカードではなく、セレビィのシルエットがバックに入っているもので、しかも私の直筆の日付け入りという代物です(カードは後輩のbokuzinくんより提供)。なんなら作った私が一番欲しかったくらい。偶然ですが、これを手にすることになった実機優勝者の方がめとぽけ創設メンバーであり初代代表であった吾妻さんというのもエモかったです。この間吾妻さんとお会いしたときに持ってきてくれていて、とても大切にしていると仰ってくださいました。作ってよかった…!
そんなこんなで本当に閉会。なんかもっと運営っぽいかっこいい終わりのスピーチを言えればよかったのですが、あのときは脳が溶けきってしまっていたのでそんなに大したこと言えなかった気がします。それでも楽しいひと時を提供できたと思っているので、達成感だけはありました。改めて、1年前の今日、『ときわたり』に参加してくださった方はありがとうございました。この場で感謝をお伝えしておきます。

そして舞台は池袋へ。二次会です。
こちらもギンさん予約のもと、二次会参加希望者達で楽しく食事&呑みを行いました。1年前なのでところどころ曖昧ですが、なんか死ぬほど唐揚げ食った記憶があります。おそらくチバちゃんの科学船ペルセウスみたいなやつをドカ食いしていたのでしょう
酒のせいで記憶はおぼろげでしたがうっすら覚えています。
食べ終わってお店の外に一旦集合し、ギンさんに締めの挨拶をしていただきました。諸先輩方も後輩もおまけに自分も、1日を通して本当に楽しい時間を過ごせていたようで何よりでした。
今日は朝も早かったしもう帰ろうかなとも思ってましたが、たしかbokuzin君(だったと思います)がこう言っていました。
「ここ、上の階にまねきねこありますね」
三次会です。
こうなりゃ行くしかないぜ。まだ『ときわたり』は終わらない。武器(気力・体力)の貯蔵は十分か?
あとから聞いたら、OBOGさんたち何名かも三次会やってたみたいです。考えることは同じですね。
結局徹カラで池袋の夜を過ごし、退店する頃にはガス欠手前でした。でも楽しかった…
本当にありがとうございました。今も記憶に残る、長い長い1日だったな。
2024年4月7日
この日は運営陣のフリージア子さん、ギンさん、そとわっと君、せんたろ君とお疲れ様会を行いました。

これが運営の醍醐味だとギンさんが仰っていました。美味しいお肉食べてお酒飲んで、私は終始みなさん今回はどうもありがとうありがとうと言っていた気がします。またこのような催しをやるってなったら真っ先に頼らせて貰います。みんなあったけえよ…。
こうして書きだしてみると、なんというか壮絶な企画でしたね、これ。当初はこういう企画を1年スパンでやろうかしら、なんて思ってましたがもっと期間空けてやるべきだと思いました。オリンピックくらい。次にやるとすれば15周年あたりですかね。やるとは言ってない。
最後に、何度も何度も申し上げていますが、本企画に参加していただいた皆様、準備から何から何までお手伝いいただいた先輩後輩方、そしてここまでこのブログを読んでくださった皆々様、本当にありがとうございました。この感謝の気持ちをもって、結びとさせていただきます。
またどこかで、様々な場所・色々な機会で皆さんと見えることを願っています。
それでは。
めとぽけ春合宿2024 in栃木 ~晴れときどきデルタストリーム~
こんにちはこんばんは、みっつばーです。このブログに少しでも興味を持ってくれて、ありがとうございます。
こうして文字を綴ることは一種のトレーニングといいますか、「言語化して吐き出す」ことを大切にしていきたいと思うようになりました。ここ数年間の様々な経験を通じて、きちんと理由・理屈のあるアクションとそうでないアクションは明確に価値が異なるということを実感しました。
カードゲーマー風に言うなら、 ○○の採用理由は〜 とか、ここで××をする意味は〜 みたいなことに近いかもしれません。
「なあなあ」や「とりあえず」を良しとせずに、“少なくとも何故か”を言語化して説明できる行動を心がけていきたいと思っています。
前置きがやや長くなりました、本題に入ります。
今回は今年の2月末に行われためとぽけの一大イベント「めと合宿」についての記事になります。自分にとってはこれが最後のサークル合宿ということもあり、一抹の寂しさもありつつ、最大限楽しもうと臨みました。
まずは北千住駅へ。こちらで特急に乗ると、面倒な乗り換えも、席に座れないリスクも無しで短時間で鬼怒川温泉駅に直行できるので正直みんなもこのルートで一緒に行くよなと思っていたら、値段が高いせいで同行者は1人だけでした。意外です。ケチケチするなよ。唯一共に行きたいと言ってくれたトウカくん(touka(@touka11235)さん / X (twitter.com))と、お菓子を食べたり談笑しながら快適なひとときを過ごし、ひと足早く目的地へ。ちょっと早く着いたのでお昼を食べようと計画していました。
鬼怒川温泉駅に着いた瞬間に待っていたのは、猛烈な強風でした。改札(そと)出た瞬間終わったわ。タイトルを決めた理由でもある、デルタストリームです。
“なぞの らんきりゅうが めとぽけを おそう!” ←いや守ってよ

話に聞く、北関東特有の“からっ風”というやつでしょうか。歩いていても思わずその場で立ち止まってしまうくらいの強風がデフォルトで襲ってくる状態でした。ちなみに旅行中はこの風と常に向き合うことになります。スリップダメージを毎ターンくらいながらの旅行です。キツ。

探して見つけたよさげなカフェで簡単な昼食を済まし、集合時間になったのでみんなと合流。もちろんというか、遅刻する人が数人居ました。こういうときは早めに来いよ、なんて思いながら駅前の足湯で身体を休めて待つことに。足湯自体はとても良いものでしたが、風が強いせいでそこまで温まれないという状況でした。ちょっと足が濡れただけ。こうやって書くとこの旅行幸先悪いですね。言うほどそんなことはなかった気がしますが。
遅刻組も全員集合したので、まずは吊り橋を見に行くことに。というか鬼怒川って温泉地であって観光地ではなさそうなので、景色くらいしか無さそうとのことでした。

思っていたよりもしっかり吊り橋でした。下を見るとちゃんと高さがあり、しかも暴風のせいで揺れる揺れる。こころなしか足元の板や手すりすら風で軋むように感じました。最初は、橋の真ん中に行けば渓谷みたいな絶景な写真が撮れるかも〜なんて考えていましたが、揺れと風のせいでスマホ出したらふきとばしくらうの目に見えていたのでここは交換なしで居座り安定。ちょうはつを押すのが安牌でしょう。
吊り橋渡った先に展望台や滝があり、川沿いの景観を楽しめるようになっていましたが、風強いせいでなんかあんまりテンション上がらなかったです。「寒い」「風が…」ってやり取りを100回くらいしてたと思います。
寒いのでとりあえず宿へ。建物の中入った瞬間超暖かくて救われました。「建物って偉大ですね」みたいなことを話してた気がします。風のダメージ受けすぎてIQ下がってますね。
せんたろくん(せんたろ(Joe Higashi)(@roncha1000)さん / X (twitter.com))に受け付けを済ませてもらって、お部屋へ向かいます(ありがとうせんたろくん)。ちなみに宿の入口階が6階で、そこが最上階となっており宿が下に広がっているという造りになっているため、泊まってる間、脳がバグってエレベーターが上なのか下なのかわからず一瞬フリーズする、ということが何回かありました。せめてB2とか地下で表記してくれればよかったのに。

お布団が敷かれている畳のお部屋はやっぱりテンション上がります。合宿って感じがしてきます。夜ご飯まで時間があったのでその時間で何かやりたいと思い、持ってきていた「タイムボム」というゲームを荷物から出そうとしたら、どりあんさん(どりあん(@Doriann7110)さん / X (twitter.com))が既に机に出していました。まさかの持ち込みゲーム被りです。そうはならんやろ。

「タイムボム」とは人狼ゲームをベースにした、ある種の簡易版人狼であり、村人が「タイムポリス」、人狼が「ボマー団」という役割を与えられています。端的に言えば、時限爆弾を解除したら村人の勝利、爆発させたら人狼の勝利です。とても面白いのでこれを読んでいる人は是非とも一度遊んでみてください。ゲンスルーになりきることも可能です。

このゲームの良いところのひとつが、最後まで脱落者が出ないこと。通常なら夜になると吊られて殺される人が居ますが、このゲームはそれが無く初心者でも比較的楽しめるようになっています。自分は、終盤の終盤に人狼だと名乗りを上げる「そうだ僕がキラだ」ムーブが好きです。
ひとしきり楽しんで夕食に。宿を出て少し歩いたところの定食屋さんで食べることになり、一行はまたも強風域に足を踏み入れました。夜で日も落ちているので余計に寒く感じ、これでご飯も大して美味しくなかったらコロス…と思ってました。幸いご飯はとても美味しかったです。
お腹を満たし、宿に向かうために強風の中を今度は戻り、帰ったらすぐ温泉行きたいとしか考えられないくらいの寒さの中を進みました。
鬼怒川の温泉は期待通り心地よかったです。というかこんな状況(寒い)ですからお湯ならなんでも最高ですね。効能とか成分とかいっさい見てないし気にしてなかったです。単純だな。
お部屋に戻ったらそこからが本番(?)まであります。しかも幸運なことに、この日(2/27)はポケモンデーでした。23時からのポケモンダイレクトをみんなでテレビで視聴しようという神企画。Switchをテレビと繋いでくれたそとわっとくん(そとわっと(@sotowhat501)さん / X (twitter.com))、ありがとう。合宿がこの日になったのは本当に偶然ですから、俄然興奮しました。
株ポケの人の「こちらの映像をご覧ください」からしか得られない栄養がある。

レジェンズの情報、とっても気になりますね。自称考察班なので、今から内容が楽しみです。
ポケモンダイレクトについての感想を思い思いに喋ったのち、どりあんさん持ち込みの「ジャストワン」をやることに。

ジャストワンは、お題に深く関連する言葉以外を用いてお題について説明できるように単語を提示し、当ててもらうゲームです。例えば「セレビィ」というお題なら、「緑」「幻」「時間」「ポケモン」のように、ヒントをたくさん散りばめることが当ててもらうために必要になります。重要なのは、ヒントが被ったものは使えなくなるというポイント。他の人と被らないかつなるべくわかりやすい単語を選択する、というシビアな面もあります。 そとわっとくんが5、6回被ってしまうなど、ある意味すごいなという展開もあって深夜テンションで楽しむには最高でした。
他のメンバーはまだ何人か別のゲームをやって楽しんでいましたが、私はここで眠気に負けてダウン。1日目は終了です。
2日目。朝8時にセットした目覚ましで無事寝坊を回避。朝食会場に向かい、ご飯を食べすぎるくらい食べました。ああいう、宿のバイキング形式の朝食ってなんでか食べすぎてしまうタイプです。貧乏性でしょうか。
チェックアウトまで時間があったのでまたもどりあんさん持ち込みのゲーム、「カタン」をプレイ。この人1泊の旅行にどんだけゲーム持ってきてんだよマジで。頭おかしい

カタンは言わずもがな、神ゲーです。資材を進め、開拓を進めるというシンプルながらも奥深さがある、良いゲームです。自分は運悪くて途中まで木材ばっか持って動けないみたいなこともありましたが…。良いゲームです。運ゲーでもある。
時間が無くて1回しかできませんでしたが、結果はどりあんさんの圧勝。わざわざデカい箱をリュックに詰めて持ってきただけのことはあります。
言い忘れないようにしっかり言ってから終わりました。“カタンしか勝たん”
2日目の観光は、鬼怒川温泉駅から数駅の東武ワールドスクウェアに行きました。世界各地の建造物群が1/25スケールで展示されており、なかなか広大な土地の中で世界旅行を楽しむ…気分になれる場所です。気分としては桃鉄とかWiiパーティの「世界一周旅行」に近いかもしれません(伝わる人には伝わるはず)。

まあぶっちゃけアトラクションとかがあるわけではなく、ミニチュアの建物を見るだけなのですが、数年前に世界遺産検定を取得していたおかげでなかなか楽しめました。ピラミッドの背景にスカイツリーがある、とかヴェルサイユ宮殿の隣にビックベンがある、なんて光景はここでしか撮れないと思います。


お昼もそこで食べて、休憩ののち合宿は終了へ。鈍行列車で東京まで3〜4時間かかる場所なので、遅くならないように早めの解散でした。「家に帰るまでが合宿です」をちゃんと言い切ってから終われたので満足です。これが言いたいために参加したまである(ない)。ともあれ、これにて私の最後のサークル合宿は終わりました。風が寒かったけど、終始楽しむことができ、参加できて良かったと思えました。なにより老害の身である自分が参加させてもらえただけでも素直に嬉しかったです。
ちなみにこのあと私とトウカくんは特急に乗るため鬼怒川温泉駅に逆戻りしました。そこで美味しそうなバームクーヘンをお土産に、特急で再び北千住駅へ。移動中はほとんど爆睡してたと思います。やはり快適。
あと、旅行の際の移動手段はケチるべきじゃないなという学びを得ました。
キタカミとヒスイ ~ガチグマと見る作品間のかかわりとは~
こんにちはこんばんは、みっつばーです。このブログに少しでも興味を持ってくれて、ありがとうございます。
実は2024年最初の記事になります。本当は昨年の年末に投稿する予定でしたが、卒業論文に追われすぎており、気づけば2月になっていました。のほほんと大学生でいられるのもあとわずかです。
前回の記事のおわりに、考察系をやると言っていたので今回は久しぶりにポケモンらしいネタを。メインテーマはスカーレット・バイオレットDLC『碧の仮面』の舞台、キタカミの里です。『青の円盤』じゃないんかい! …といった意見はいったん置いておきましょう。
今回の主役は鬼さまやキビキビの桃ではなく、こちらです。

キタカミの里北部、「とこしえのもり」に現れる巨大な熊ポケモン、ガチグマです。ガチグマはレジェンズアルセウスにて登場し、リングマから進化する新たな進化ポケモンでした。進化前のヒメグマ・リングマはおそらく本州に生息するツキノワグマをモチーフとしていましたが、ガチグマはヒスイ地方、すなわち北海道を舞台にしているということもありヒグマもモチーフとしている可能性が高いです。また、リングマよりも一回り以上大きな身体になったせいか、二足歩行から四足歩行になり、「でいたんポケモン」という名前の通り身体の多くが泥・炭に覆われています。

しかし、これらはあくまでも通常のガチグマについての記述になります。スカーレット・バイオレットにて、キタカミの里に現れたガチグマは“アカツキ”と呼ばれる特殊な個体であり、通常のガチグマとは異なった特徴を有していることが伺えます。

タイプこそ通常のガチグマと同じ、じめん・ノーマルのままですが、特性は“しんがん”という固有のものに変わっています。四足歩行だったのが、海を泳いだためか後ろ足が発達しており二足歩行になっています。表皮の色も、黒に近かった茶色が赤っぽく変色、そしてなにより額の月模様がその名の通り真っ赤に染まっています。サザレの話や図鑑の説明などから考えても、後天的ですがこれはガチグマのリージョンフォームと考えて相違ないでしょう。
ちなみにリージョンフォームについては以前の記事で詳しく記述しています。
ディグダとウミディグダ ~リージョンフォームとは異なる生態の可能性~ - みっつばーの社会科準備室 (hatenablog.com)

そして、重要なのが、このガチグマはキタカミの里に最初から生息していたわけではなく、海を渡ってキタカミにやって来た、ということです。このことから、ヒスイ地方(シンオウ地方)とキタカミの里は地理的にさほど離れていないということが改めてわかります。元々、キタカミの里は現実世界の東北地方(おそらく岩手県北上市)がモデルとなっていることが示唆されていたため、北海道がモデルのヒスイ地方と距離がそう遠くないというのも納得できるでしょう。本来の生息域から離れ、海を渡って別の土地に流れ着く、ということは一見とても難しく思えますが、北海道の南端から青森県の北端までの距離であれば、天候や潮の流れ等の条件さえ満たせば現実世界のヒグマも海を泳いで渡ることが可能だそうです。
ゲーム本編でのアカツキとの戦闘イベントのBGMが、レジェンズアルセウスでの野生ポケモンとの戦闘時のものと同じものがわざわざ使用されていたことからも、ヒスイ~キタカミの距離感は近いということを裏付ける要素のひとつであり、ひょっとしたらジョウト~カントーと同程度の近さかもしれません。
ここまでで、いくつかの疑問が生じたことでしょう。この記事では、おおまかに3つの疑問を提示します。
①アカツキはなぜキタカミにやってきたのか
③なぜキタカミとヒスイ(シンオウ)との関連をストーリーに組み込む必要があったのか
まずは、①の疑問から考えていきましょう。
「アカツキはなぜキタカミにやってきたのか」。
クマは本来、渡り鳥のように生息域や生活圏を超えた大規模な移動を行うことはめったにありません。ましてや、先ほど少し言及したように、海上を泳ぐことができるといっても陸上動物であるクマが海を越えてまでの長距離を移動すること自体、まず起こらない出来事です。つまり、ヒスイに住んでいたガチグマが海を越えるほどの「なにか」があった、ということに他なりません。

ブラック2・ホワイト2において、主人公と最序盤に話すベルのセリフで『(中略)…2ねんまえに くらべて ポケモンのぶんぷも かわったみたいだから…』という発言をしています。
ここからは、ポケモンの生息域が比較的短期間で変化するのは、この世界ではたいして珍しくない、ということが読み取れます。ブラック・ホワイトとブラック2・ホワイト2をプレイした経験のある人であれば、これらの作品間でどの程度分布が変化しているのかがわかるかと思いますが、かなり異なっています。つまりは、このような大胆な分布変化も特別珍しくはない、ということが言えるでしょう。キュレムやプラズマ団により、イッシュでのみ分布に影響があった、という可能性も捨てきれませんが。
しかし、ポケモン図鑑は日々更新する必要があり(ソフトによって図鑑説明の文章に変化が表れているため)、主人公たちポケモントレーナーは皆図鑑をもらっていることから、やはり年月の経過による分布の変化というのは起こりうると考えられます。つまりポケモンの分布が変わることは少なくないため、旅をするトレーナーたちの存在はそのフィールドワーカーにもなっているわけです。
「図鑑のデータ集めなんて強くなるためのツールでしかない……」
…ということは決してなく、リアルタイムのポケモンの分布調査という観点で大いに役立っていると言えます。
話を戻します。件のアカツキガチグマの海を越えた移動は、このような分布の変化に当てはまるのでしょうか。
結論から言うと、半々であると私は考えています。
考えられる可能性としてはおそらく2つです。
A:ヒスイ地方がシンオウ地方となる過程での、大規模な都市開発や環境破壊による分布の変化によるもの
B:後のアカツキ個体のガチグマ1匹だけが、なんらかの理由で移動しキタカミに辿り着いた
Aについては、現代のシンオウ地方が舞台であるダイヤモンド・パールにおいて、ガチグマは絶滅しており現代のリングマもガチグマへ進化できないことが理由として挙げられます。ガチグマ以外でも、オオニューラやハリーマンなどのヒスイポケモンは現代では絶滅している、というのが通説となっています。絶滅の理由については明らかになっているポケモンとなっていないポケモンがいるために定かではありませんが、ガチグマの絶滅理由が都市化による開発や自然破壊であればある程度辻褄が合います。
「でいたんポケモン」という分類に注目したとき、身体の多くが泥・炭に覆われているガチグマには、その泥炭が生存に不可欠なものであると仮定できます。19~20世紀の北海道では夕張地方を中心に豊富な石炭資源が存在しており、資源獲得のために多くの自然が破壊され、また、開発が進められていたという歴史があります。ガチグマが生きていくために必要な泥や炭がこのようにして徐々にシンオウの大地から無くなっていったのだとすれば、絶滅の理由としては十分であると考えられます。

リングマがガチグマへと進化するために必要なアイテム、ピートブロックも石炭であることから、石炭の減少や都市化による泥の減少は死活問題であると考えられます。現代でガチグマは絶滅しており、ヒメグマ・リングマは変わらず存在している理由は、後者は泥炭を必要としないことにあるのではないでしょうか。
ともあれ、このような要因からガチグマはヒスイから徐々に居なくなっていき、いずれ絶滅する筈でした。しかし、大きな環境の変化から生息域を離れ新天地を目指そうとするガチグマがいてもなんら不自然ではありません。生存の危機を感じ取ったガチグマたちによる、「ガチグマ」という種の分布変化、種としての大移動がこの時期に行われ、ヒスイからガチグマは姿を消した、とすればどうでしょう。そして、その個体1匹だけか、あるいは複数匹かは不明ですが、結果的にヒスイを離れキタカミに流れ着いた1匹が例のアカツキではないでしょうか。これが可能性Aです。
可能性Bは、Aよりもシンプルなものです。たまたまその1匹が、住処を追われるなりただ移動するなりした結果としてキタカミに流れ着いただけで、分布変化のような比較的大規模な種としての変化は起きてはいない、というものです。Aの可能性とも別に大きく離れてはいないですね。いやむしろAの延長とも考えられるでしょう。
しかし、それではわざわざ別の可能性としてAと分ける意味はなんだ?と感じた人もいらっしゃるのではないでしょうか。その理由は、ここからの内容は推測が多く入ったものになるためです。
その推測とは、「“アカツキ”は実はレジェンズアルセウスの主人公のライドガチグマであった」というものです。
上述したように、わざわざ1匹だけが本来の生存圏を離れることはまずイレギュラーであるというのが前提です。であれば、その1匹には相応のイレギュラーがあると考えることができます。「ガチグマ」をそこに当てはめて考えたときに、たしかに1匹、他のガチグマとは違うガチグマが存在します。

そう、ライドガチグマです。
このガチグマはレジェンズアルセウス主人公のライドポケモンとして、嗅覚を武器に埋まっているアイテムを探すことができました。ガチグマのほか、アヤシシやイダイトウなどライドポケモンは明確に他の個体とは区別されているといえます。ひょっとしたら、アカツキはこのライドガチグマと同一個体なのではないでしょうか。
先ほど推測、と述べたように明確な根拠があるわけではないのでただの妄想になりますが、ライドガチグマは通常の個体とは異なりレジェンズアルセウス主人公に付き従う眷属のようにも見えます。仮にレジェンズアルセウスの世界が現代のおよそ100年ほど前の時間軸であると仮定すると、主人公がいなくなった後のガチグマはどうなったのでしょうか。かつて「シンオウさま」の加護を受け、古代の英雄が従えていた10匹のポケモンのうちの1匹であるこのポケモンであれば、他のポケモンよりも長寿であるとは考えられないでしょうか。やや苦しいこじつけかもしれませんが。主人公と別れ、役目を終えたその足で新天地を目指し旅立ったのかもしれません。
あるいは、このガチグマが若いうちにすでにキタカミに流れ着いた、という可能性も考えられます。辿り着いた場所である「とこしえのもり」という名前からは、ある種時間を超越したような雰囲気も感じられます。浦島太郎伝説の一説のように、とこしえのもりで過ごす時間はガチグマにとってはなんら変哲の無いものであったが、森の外ではとても長い年月が過ぎていた… という可能性はどうでしょう。アカツキとの戦闘イベントのBGMが、レジェンズアルセウスでの野生ポケモンとの戦闘時のものと同じものであるのは、このような理由だと考えることができるかもしれません。ガチグマにとっては、自分はヒスイ時代のポケモンですからBGMが変わるはずもありません。もしかしたら、アカツキが人間を襲うというのもヒスイ時代のポケモンの習性だから、ということかもしれません。ポケモンは怖い生き物です。
もしくは、長寿ということではなくタイムスリップ的な要素だとしたらどうでしょうか。

霧の濃い森の中、と聞いて連想されるのはソード・シールドのザシアン/ザマゼンタのイベントです。夢かうつつか、珍しいポケモンに出会うという体験は主人公ならではといえます。時空を超越することでヒスイ時代のポケモンであるガチグマに遭遇できた、という可能性も捨てきれません。

キタカミという土地のせいなのか、霧を介してオーリム博士は時空を超越し、現代の主人公と出会うことができました。とすれば、アカツキも主人公たちと同じ地続きの世界の住人ではないという可能性も十分にあり得ます。とこしえのもりが時空を超越した世界であるのか、キタカミの里がそのようなパワーを持っているのか、はたまたテラスタルのエネルギーが作用しているのかは不明ですが。
もうひとつ、考えられる可能性としては、主人公を探していた過程で別の土地にまでやってきた、というものです。ゲームシステム寄りの特徴とはいえ、ライドガチグマは鋭い嗅覚をもって探索を行うことができました。その嗅覚で何かを探していて、海を渡ってまで探し続けていたという可能性は考えられないでしょうか。

元々レジェンズアルセウス主人公は現代からアルセウスによって拉致されてヒスイ時代のシンオウにやってきていました。ストーリークリア後のことまではゲームでは描写されていませんでしたが、ストーリー終了後に主人公がアルセウスの力で現代に帰っていなければタイムパラドックスが起こり歴史が歪んでしまう(もともと主人公はその時代にはまだ産まれてすらいない人物である)ことを考えると、主人公は無事に現代に帰ることができたと考えて良いと思われます。そうなると、ライドガチグマにとっては主人が突然姿を消すことになり、どうにかして探そうとしたのではないでしょうか。その嗅覚を活かし、ヒスイ中を探し回ったはずです。しかし、もう主人公はその時代のどこにも存在しないわけですから、見つかるはずもありません。
そこでガチグマは、ヒスイ以外の土地に捜索範囲を広げ、結果、比較的近しいキタカミに足を運んだ… ということがあったかもしれません。
少し長くなりましたが、はじめに論じたように可能性Bは推測をふんだんに含んだ妄想がほとんどですので、あしからず。なんとなくこうだったらエモいな、というのが多いですね。
次です。②の疑問を見ていきます。

再度、図鑑の説明文を見てみましょう。『海を渡り流れ着いた土地で生き抜いた結果、特別な姿と能力に変化した』というのであれば、アカツキがアカツキとなったのはキタカミに来てから、ということがわかります。それは、キタカミに渡った直後は通常のガチグマと変わらない姿形であったということになります。つまり、そのガチグマをアカツキへと変容させたのはキタカミの里、もっと言えば「とこしえのもり」であると考えられます。では、あの場所にはどのような特異性があるのでしょうか。

とこしえのもりにある水場には、現代では絶滅しているはずの「しろすじ」のヒスイバスラオが生息しています。また、森にある洞窟の内部にはヒスイヌメイルの姿も見られます。この森が「キタカミ原生地域」というほとんど人手が加えられたことのない自然のままの土地であることも踏まえると、とこしえのもりはかつてのヒスイ地方にほど近い環境であり、それらが現代まで残っていると考えられます。現実世界の白神山地の原生林がモデルであるとすれば、納得です。海を渡ってきたガチグマがこの森に居着いたのも、故郷に似た環境であったことが理由のひとつでしょう。
そして、もう1点、とこしえのもりには大きな特徴があります。

それは、昼夜関係なくゴーストポケモンが多く生息していることです。これだけではピンとこない人もいるかもしれません。実は、キタカミの里では夜になると広範囲にわたりゴースやヨマワルといったゴーストポケモンが野生で出現するという特徴があります。しかし、もちろん出現しない場所もいくつかあり、夜だからといってマップ全体でゴーストポケモンが見られるということはありません。つまり、キタカミの里に特別ゴーストポケモンが多いというわけではないのです。
ですが、とこしえのもりは違います。
昼夜問わずゴーストポケモンの姿が多く見られる場所というのは過去のポケットモンスター・シリーズでも決して多くはなく、この森はパワースポットとでも言うような、霊的ななにかを引き寄せる特異な場所であると考えられます。アカツキの特性が通常のガチグマにはない“しんがん”となったのは、このような環境的要因が働いたためでしょう。生まれ故郷とは大きく違う土地での生存のために、ゴーストポケモンに対する攻撃手段を身に着けた、とすれば納得です。
そして、さらに特別な点がキタカミの里にはあります。

夜になると、毎日満月が見えるという点です。ただし、あくまでもキタカミに限った話ではなく、パルデア地方でも同様です。おそらくスカーレット・バイオレットの仕様であると思われますが、ゲーム内の時間が夜になると、天気が曇りや雨でなければほぼ毎日満月が視認できます。何が言いたいかというと、ガチグマというポケモンの進化についてです。
額の満月模様が示すように、レジェンズアルセウスにおいてリングマがガチグマに進化するためには前述の「ピートブロック」というアイテムを使うだけでなく、満月の夜である必要があります。レジェンズアルセウスにはスカーレット・バイオレットと異なり「月の満ち欠け」の概念がありました。つまり、通常のガチグマはヒスイ地方の環境と月の満ち欠けによってあの姿かたちをしている、と仮定できます。
それが、毎晩満月の出る環境に身を置いたならどうなるでしょうか。アカツキとなった原因はそこにあるのかもしれません。豊富すぎる満月のエネルギーに充てられた結果、額の月は赤く染まり、本来の姿から変化してしまったと考えられます。
以上のように、アカツキがアカツキとなったのは突然変異のようなものではなく、様々な原因がちゃんと存在しているというのが私の考えです。色々と長くなりましたが、これも考察の醍醐味ですね。
では次です。最後の③の疑問を見ていきます。
「なぜキタカミとヒスイ(シンオウ)との関連をストーリーに組み込む必要があったのか」。
一番悩んだのが、このことについてです。ポケモンのストーリーに詳細な理由を求めるのは正直ナンセンスかなとも思いましたが、考えれば考えるほどヒスイとの関連を持たせる意味について、知りたいと思うようになってきました。というのも、ポケットモンスター・シリーズ同士のかかわりは少なからず意味があります。同一キャラクターの登場や、時系列の把握などの、「そうだったのか!」というような要素が多分に含まれます。

例えば、ダイヤモンド・パール主人公がストーリー最序盤に自宅で見ていたテレビには、金・銀(ハートゴールド・ソウルシルバー)のストーリーで出現した赤いギャラドスを題材にした番組が放送されています。ここから、ダイヤモンド・パールと金・銀(ハートゴールド・ソウルシルバー)はほぼ同時期のストーリーであることがわかります。

ちなみに捜索隊とやらは目撃すらできなかったようです。金銀主人公よりも後に「いかりのみずうみ」に訪れていたようですね。てかよく放送できたな、放送事故に近いような……
では、件のアカツキを巡るイベントにはどのような意図・意味があったのでしょうか。いくつか仮説を考えてみました。
仮説1:サザレを出したかった
仮説3:ダイパリメイクの伏線
仮説1が個人的には一番ありそうだと思っています。

レジェンズアルセウスにて登場したコンゴウ団団長のセキの子孫だと思われる女性、サザレはアカツキイベントの発端となる人物です。現代では珍しいヒスイのすがたのガーディを連れており、明らかにレジェンズアルセウスとの関連を匂わせまくっています。アカツキのイベントを始めるためには図鑑を埋めてこいと主人公に言ったりするのもあのときのアルセウスを彷彿とさせますね。
そんな彼女をスカーレット・バイオレットにて登場させたかった、というのが仮説1です。理由は可愛いから以外にも色々と考えられます。
まずひとつは、“ポケモン図鑑をプレイヤーに埋めさせたかったから”。昨今のポケモンは、ランクマッチをはじめオンライン対戦がポケモンを遊ぶうえでのメインコンテンツとされている風潮があります。別にそのことについてどうこう言うつもりはありませんが、ポケットモンスター・シリーズの初歩的な魅力は「ポケモンと一緒に冒険する」ことや「未知なるポケモンとのたくさんの出会いを楽しむ」ことであると勝手ながら思っています。DLCによってオンライン対戦で使用できるポケモンが増えることや対戦環境が変わることは喜ばしいことですが、それらはあくまでも副次的なものです。
サザレの言った図鑑を埋めろの発言には、「ポケモンを楽しむこと」はけして対戦に興じることだけではない、という公式からの気持ちが込められているのではないでしょうか。新マップを楽しみ、懐かしいポケモンと出会って、ポケモンを改めて新鮮な感覚で味わって欲しいという意図があるのかもしれません。まあ、そうして図鑑を埋めたら出会えるアカツキガチグマがランクマッチで猛威を振るう強力なポケモンであるというのはいささか皮肉ですが。
ふたつめは、“サザレをDLC全体の要、キーパーソンとする意図があったから”。その理由は、昨年12月配信のDLC後編『青の円盤』にあります。

彼女はDLC後編にも(なぜか)登場していました。しかも、キタカミのときと同じように図鑑を埋めろと言ってきています。図鑑を埋めて始まるイベントは古代/未来パラドックスポケモンの捕獲イベントでした。前編のときとほぼ同じ役割の立ち位置であることがうかがえます。メタな意見ですが、サザレはDLCにおける“こういう”ポジションのキャラにしたいという狙いがあるのかもしれません。金・銀・クリスタルにおけるミナキ、オメガルビー・アルファサファイアにおけるヒガナのような。
続いて、仮説2です。それは、“次のDLCにてシンオウ地方に行く布石”というものです。

ダウンロードコンテンツ『ゼロの秘宝』には4隅にマークがあり、秘宝の文字の内部に4つの色の異なる光があります。このうち、キタカミの里、ブルーベリー学園を表すマークは判明しており、それに対応する緑、青の光がそれぞれ碧の仮面、青の円盤でしょう。また、確定はしていませんが桃色の光が番外編の桃の置物、右上のマークはマップ上のてらす池の形、のようにも見えます。(他に「ゼ」の文字の黒い濁点も同じ形をしていますが、ここではスルーします。他の文字と同じ色ですし。)
未確定の黄色の光と右下のマークが、もしかするとサザレあるいはシンオウ地方に由来するなにか、だとすればDLC第2弾もしくは番外編の可能性はあると考えられます。ただしこの仮説については確証も手掛かりもこの程度のため、可能性としては薄いです。
仮説3は、言わずもがなです。ダイパリメイクの伏線。これ以上書くことも、書く必要もないのでここまでです。
まとめますが、③の疑問については結論から言えばよくわからないという答えになってしまいます。これからの追加コンテンツで説明されることはあるかもしれませんし、ないかもしれません。今後のストーリーに大いに期待しましょう。長々と書いておいてこれかよ。
おまけというか余談
「とこしえのもり」はシンオウ地方の「ハクタイのもり」に対応しているのではないか、という情報を目にしました。その理由は、ハクタイのもりの英語表記です。
「ハクタイのもり」の英名は、Eterna Forest となるそうです。つまり、ハクタイとはおそらく「百代」という漢字が当てはめられます。
この「百代」とは、松尾芭蕉の『奥の細道』の冒頭の一節である、
『月日は百代の過客にして、…』の「百代」であると思われます。つまり、「永遠」という意味を指しているとわかります。そう、「とこしえ」です。
ガチグマがこの場所に住み着いた理由は、ハクタイのもりに似た空気や雰囲気を感じたからかもしれませんね。
いかがだったでしょうか。個人の意見ではありますが、それなりに楽しめたのでしたら幸いです。それでは。
学祭2023の記録と記憶
こんにちはこんばんは、みっつばーです。このブログに少しでも興味を持ってくれて、ありがとうございます。
もうすっかり寒くなってきましたね。個人的には冬のファッションって夏よりも考えやすいので自分は冬の方が好きな季節です。ダッフルコートにマフラーとか、とてもよきです(自分は着ないけど)

さて、今回は11月に行われた本学の大学祭にめとぽけとして出展したことについての記録を綴ります。本当はもっと学祭終わってすぐに記事にしたかったのですが卒論とか仕事とか色々あって執筆が遅れました。ちょこちょこ書き進めていましたがいつのまにか冬が顔を出していました。
今回文章メインの記事になりますのでやや退屈かもしれませんが、めとぽけというサークルの記録の一端として、あるいは他大学のポケモンサークルの方々や未来の後輩が参考にしてくれたら幸いです。何度も言いましたが、こんな私の拙い文章でもどこかの誰かに届いたのならとても嬉しいです。
東京都立大学大学祭、「みやこまつり」ですが、昨年は結局出展できずじまいだったので(話せば長い)、今年は出展できて本当に良かったです。冗談抜きで、本当に良かったです。2回言いました。
コロナ禍のために1年生、2年生時には学祭がそもそも開催されなかったため、私にとっては最初で最後の学祭となりました。昨年の反省を活かして3月頃から実行委員へ働きかけて学祭参加を盤石のものとするため奔走しました。
というか今年の春はまあまあ忙しなかったです。学祭関連のこと以外でも同時期に就活、公務員試験対策、サークル新歓、卒論草案の思案、大学の授業、部室獲得手続きとやることがてんこ盛りだったのに我ながらよく潰れなかったなと思います。すごいぞ自分。
ただ流石に全部が全部ワンオペという訳ではなく、色々な人の協力があってのものなのであしからず。
しかし、サークルに関係することは割と自分がこなしていたと言っても過言ではないです。現3年生のbokuzinくん(木神/bokuzin(@bokuzin2)さん / X (twitter.com))、くろまるくん(くろまる(@Ame_Poke24)さん / X (twitter.com))にも逐一助けてもらっていましたが彼らの協力は最小限になるように頑張りました。
というのも、これは先代の代表のふなまさん(ふなま(@fnmhhg)さん / X (twitter.com) )からサークル代表を引き継いだときに、雑事は可能な限り自分で片付けてしまおうと決めていたことが大きいです。
その理由は、自分もオタクの端くれだから。
何かに熱中すること、脇目も振らず打ち込むこと、そのコンテンツに浸る時間の楽しさは言われなくても理解しています。そしてその時間がやらねばならないタスクに邪魔される不快感も。そこに人によって大小はあるでしょうが、このサークルにはそういう人が集まっていると思っています。彼らにとって、めとぽけというサークルが大学生活の憩いの場であること、同じコンテンツを楽しめる環境であることこそが重要であると考えています。そのため、なるべく彼らが面倒なことを考えなくても良いようにしたいなと思い、舞い込んでくる業務は基本的に全て自分の手でこなしていました。もちろん何度かお手伝いを頼まれてくれた方々には感謝で頭が上がりませんが、それでもあの頃の自分に 「偉いぞ自分! すごいぞ自分!」 と言ってあげたいです。
話を戻します。大学祭実行委員、通称「めぽ」とのzoom会議、対面会議、資料提出など煩雑な書類仕事から出展のための情報収集などを無事問題なくこなし、企画名も「めとぽけトレーナーズスクール」に決まり、だんだん企画が形を帯びて来ました。それでも自分の中では初の学祭ということで多少不安な気持ちがあり、正直、4年生なのになんでこんなに頑張っているんだ?とか、もしかして後輩達はそこまで乗り気じゃなかったりするのかな?だとしたら付き合わせてしまって悪いかな?とか色々と悩んでしまったこともあり、鬱2,3歩手前くらいまで行ったときもありました。でも本格的な準備が始まったらみんなとてもはりきって取り組んでくれたので本当に感謝です。机を運んだり黒板に絵を描いたり、学祭の準備らしい時間になりました。ポケカスペース、黒板お絵描きスペース、スカーレット・バイオレット対戦スペース及び閲覧用モニタースペースの設置・作成をすませ、本番環境を整えられたのはやはりみんなのおかげです。まあ、約1名学祭準備期間から片付け日まで毎日遅刻してきたクズ野郎も居たけども

まずは1日目。11/2の平日ということもあってこの日はお客さんもまばらでした。なんなら、お客さん来ないかな〜?くらい余裕もあってそこまで忙しくはなかったです。それでも平日にも関わらずポケカを楽しんだりシングルバトルでガチ対戦をしにいらっしゃってくださった方々も少なくなく、早くも企画して良かったと感じさせてくれる1日になりました。ハイライトはドヒドラッシャラッキーの受けループを使用していたレイさん。ちゃんとケアするところをしっかりとケアしており、手を尽くしても突破できずじまいで敗北。とても悔しかったです。

余談ですがこの日の夜に初めてOBのつるあしさん(つるあし(@magnezone0312)さん / X (twitter.com))にお会いしました。明日明後日は来れないからとのことで、企画が終わった夜に(なんで?)来校されました。ユニオンアリーナできてよかったです。またやりましょう。
2日目。祝日ということもあり非常に多くの方に訪れていただきました。特にこの日はめとぽけOB・OGの社会人の方々も朝からたくさんいらっしゃってくださり、温かいお言葉や差し入れをたくさんいただきました。本当に色々な人に愛されるサークルなんだなあと実感。企画終了時間ギリギリまで楽しんでくださって、ありがたやありがたやという気持ちでいっぱいでした。OBOGの皆々様改めて本当にありがとうございます。とても嬉しかった&楽しかったです!!
この日の目玉企画はスカーレットバイオレットシングルバトル大会でした。私含む部員、OBさん、一般参加者計10数人での開催となり、2ブロックに分けて予選リーグ、各リーグトップ者同士で決勝戦という形をとり予選は総当たり戦に。もちろん私も奮って戦いました。だって景品用意したの私だし。タダでは負けたくないし。
5〜6人のリーグとなったので予選試合数は4,5戦。この日のために作った構築はイダイカミ(と呼んでいます)。ハバタクカミとイダイトウを基軸にしており、あまり選出に悩まない+不利対面が少ないのが強みだと思っています。

結果から言えば、予選は全勝。面白いくらい勝つことができ、真剣に構築を考えた甲斐がありました。めとぽけ創設時の代表のOBさんとの新旧代表対決を制した試合はこおったりひるんだりとめちゃくちゃ熱い(?)勝負展開でした。逆に最も危なかったのは小学1年生のキッズとの試合。まさかのTODをされかけ、勝ったとはいえ内容的には完全に敗北。ラストのカイリューのはねやすめでのHP回復により、運良く体力残量の多い自分がTOD勝利。お互い3体残った状態だったので本当にギリのギリギリ自分が勝利。試合終了後熱い握手を交わしました。
決勝戦は自分と、1学年上でOBのサクラヴィアさん(サクラヴィア(@Sakuraviadesu)さん / X (twitter.com))との対決に。まさかの身内対決に会場は沸きました。

ぺリッパーイダイトウの雨パを相手取り、イダイトウミラー対決に辛くも敗北。鮮やかなまでに完全敗北でした。サクラヴィアさん、優勝おめでとうごさいます。お見事でした。

2日目は大会もあり、一番賑わいを見せた日となりました。
3日目。この日が企画最終日となりました。この日は朝から、なんと開店待ちをするお客さんがいらっしゃり、とても驚きました。お話を伺うと先日いらしてくれた方々だったので、つまりリピーター様ということになります。この企画をそこまで楽しんでいただけたのか…となり、嬉しかったです。
この日の目玉企画はポケモンカードスタンダードレギュレーション大会。私はポケカはプレイヤ―ではないのでこちらの企画はbokuzinくんにお任せ。部員、OBさん、一般参加者計10数名での開催となり、スイスドロー式でなく勝ち残りの1位が確定するまで試合を行う形式でした。カードゲームの大会よろしく、事故って秒で決着する卓もあって見てる分には面白かったです。
結果は意外とシンプルなものでした。優勝はロストトドロクツキを使用したOBのアレンさん(アレン(@alen_umi)さん / X (twitter.com))でした。
…2日目のシングルバトル大会といい、OBの方が景品をかっさらうという展開は面白いですが企画的にどうなんでしょう。まあいいか。
この日はどちらかというとポケカメインということもあり、対戦中の卓が盛り上がることが多くて良い雰囲気だったと思います。実は別の飲食店団体の方ではボヤ騒ぎが起きていたようですが、私たちは終始平和に実施できたのでよかったです。まあ火も刃物も扱ってないですしそうそう危険なこともないんですけど。

なによりも、ぬいぐるみ&黒板お絵描きゾーンが3日間でかなり喜んでもらえました。やはりこういうところを見ると、ポケモンというコンテンツの巨大さを思い知りますね。改めて、サークル参加という形で学祭を少しでも彩ることができたのではないでしょうか。来年はどのような様相になっているのか、今からとても楽しみです。
何事も無く準備から片付けまで終えることができ、私の最初で最後の学祭は幕を閉じました。たくさんの人の支えによってこのようなイベントを行えたことを、とてもとても感謝しています。もう来年は自分はあの場にはいないことを考えると少し寂しいですが、後悔はあまりありません。楽しい時間をありがとうございました。
ほとんど感想しか書いてない記事になっちゃったので参考になるか微妙ですね。申し訳ない。
次回は久しぶりに考察系をやりたいです。
それでは。
めとぽけ夏合宿2023 ~残暑小田原箱根紀行~
こんにちはこんばんは、みっつばーです。このブログに少しでも興味を持ってくれて、ありがとうございます。
前回のタイムパラドックスのネタが意外と好評だったみたいなので今度またそういうの書こうと思ってます。セレビィのときわたりとか、面白そうです。
気づけば10月になって、夏を振り返るには時間が経ちすぎている気がしますが、都立大の夏休みは9月いっぱいまでなので何も問題はありませんね。それに令和の時代、まだまだ暑い日があるに決まってます。

さて、今回は9/25-9/27の2泊3日、小田原と箱根で行われためとぽけの夏合宿についての記事です。このブログでは初の長編となります。コロナとかちあったこともあり、自分にとっては4年生にして初のサークル合宿。少なからず楽しみな気持ちがありましたが、なんというか始まる前から前途多難でした。
いちおう合宿担当係を何人かに頼んで、自分の代わりに話を進めることをお願いしていましたが、まず、予定を決めるとか、宿どうするかとか、そもそもいつどこにしようとか、そういうスタートダッシュがぐだついてしまったこと。短距離走の選手がいざレースに臨もうとしたら靴紐結べてなかったりユニフォーム後ろ前だったりとレース以前のあれこれがおぼつかないみたいな感じでした。これに関しては夏の間就活で多忙だった自分がほとんど指示連絡等を行えなかったことも原因ではあるので、後輩達を責めることはできないのですが、7月下旬に、そろそろ合宿関連はある程度進んでるかな…と思い副代表らに連絡したところ返ってきたのは

先が思いやられるどころではありませんでした。いつだったか、めとぽけの先達の何人かが口をそろえて「ポケモンサークルにいる人間はだいたい社不」と言っていたことを思い出しました。もっと簡潔に言えば、ポケモンサークルは「仕事できる人間の方が珍しい」団体なのです。大学の授業で習った組織管理やマネジメントの重要性を再確認させられました。ポケカの腕磨く前に、やるべきことはいくらでもあります。
そんなこんなで、結局大学の前期が終わってからようやく場所は箱根にしましょうとか、日程はここにしましょうというのが決まりだしましたが、いかんせん決定が遅くなってしまったので参加したい人・参加できる人は少数になってしまいました。これは今でも非常に残念だと思っています。しかも皮肉にも少数になったことで諸々の手続きに苦労しなくなったのもなんか納得いきません。結局、オタク6人での旅行になるかと思いきや、ありがたいことに自身の名義で宿を予約してくれた副代表ボクジンくん(木神/bokuzin(@bokuzin2)さん / X (twitter.com))が前日に体調不良。さらに1人減ってしまいました。
驚くなかれ、ここまでの文章ではまだ合宿が始まってすらいません。色々書きましたが改めて大変なことばかりです。こんなんで本当に大丈夫だろうかという気持ちが直前まで拭えませんでした。とにもかくにも夏合宿スタートです。
1日目。昼過ぎに小田原駅に集合し、別件で後から合流する予定のそとわっとくん((1) そとわっと(@sotowhat501)さん / X (twitter.com))を除いた4人でのスタートとなりました。ぶっちゃけ誰かは遅刻するだろうなと思って早い時間を指定しましたが、みくびりすぎだったようです。
まずは駅からも近い小田原有数の観光名所、小田原城へ向かいます。

まだ暑さを少し感じる9月の日差しを受けながら見上げる小田原城は流石に立派でした。かき氷を食べたり、城内を見学したりと旅の出だしに良いスタートを切れました。特に、城内見学では城好きのまひろくんと戦国好きのくろまるくん(くろまる(@Ame_Poke24)さん / X (twitter.com))のマニアックな歴史トークを聞けたのもあり、オタクのいいところが出ててとても楽しむことができました。

本丸、二の丸、三の丸とひとしきり回り、時間は夕方に。
特に誰も行きたい場所の希望を出さなかったので、私の提案で漁港の小田原港へ徒歩で向かうことに。オタクの良いところは、移動時間でも何かしら話しているので沈黙の気まずさがほぼ無いところ。とにかく人さえいれば何かしらについて話せるコミュニティなので、移動が苦にならないみたいです。構築について、ゲームのBGMについて、最新情報について、とネタに事欠かないポケモンというコンテンツがすごいのであって、別にポケサー民がすごいわけではなさそうですが、こんな感じで合宿中は終始ワイワイできたのは楽しかったです。
徒歩で20分ほど進み、小田原港へ。しかし、漁港の朝は早く、昼過ぎには営業をやめるため、夕方に訪れたわたしたちは完全に人気(ひとけ)のない時間に来てしまい、失敗したなあと感じました。小田原港は知る人ぞ知る観光地で、日中は賑わいを見せるのですが、わたしたちが17時半頃に着いたときにはトラックと野良猫ぐらいしか居なかったです。

幸運にも、すぐ近くでお寿司屋さんを見つけそこで夜は食べていくことに。しかも小田原港でその日に獲れた新鮮な魚を使っているとのことで、ネタは大きく弾力もあり驚きました。個人的ハイライトは『本日のオススメ②』にあった日替わりのやつ。名前はもちろん憶えていませんがめちゃくちゃ美味でした。多分二度と食べられないと思います(覚えてないので)。普通の回転寿司チェーンよりもそこそこいい値段でしたが、大満足の夕食になりました。
お腹も満たせたところで、箱根登山バスに揺られながら仙石原エリアにある宿に向かいます。夜+山の中+街灯少ないというコンボで、バスを降りたら真っ暗闇で人の気配も無いというホラー要素もありながらも宿に到着。朝食や夕食の食事のオプションの無い、素泊まりのみのプランでしたが誰一人文句も出ないほどとても雰囲気の良いホテルでした。予約をしてくれたボクジンくんに改めて感謝です。

普段ベッドで寝ている勢が多いので畳に敷布団はテンション上がりました。くろまるくんが部屋につくなりスマホやDS、スイッチの充電器を繋ぎだすのを見ると改めてさすがだなと思いながら、私は一足先に大浴場へ。
(さすがに大浴場の写真はありませんが)たまたま人が少なかった時間で、ほぼ貸し切りでした。露天風呂もあり、夜空と山々を見ながらの温泉は言うまでもなくすばらしかったです。月もよく見えて、そういえば今週末は中秋の名月だったなあなんてことを思いながら少し膨らんでる月を見ていると来てよかったと感じました。
遅くなりながらそとわっとくんも合流し、実機勢は予告したキタカミ部内戦を開催!DLCで追加されたポケモンで対戦を行いました。


頑張ってシンオウ御三家でパーティを組み、かつ全員色違いという気に入っている構築です。ランクマならともかくこういうルールなら活躍できそう、というポケモンを用意しましたが、見事に全敗。対戦に関してはこのあいだのポサリンピックで自信をつけていたのですが、読みが全部裏目に出て大失敗することが2回くらいあり、ちゃんと実力で負けでした。めとぽけの実機勢の未来は明るいです。ちなみに優勝はくろまるくんでした。強かった。
寝る前に全員でやれそうなカードゲーム、『ニムト』をやりました。

簡単に言うと手札を切りながら減点をなるべく抑えて他人に減点を押し付ける、というゲームで、誰かの減点が66点を超えたらゲーム終了というもの。やったことない人は是非ともプレイして欲しいです。基本的に1回のラウンドで減点が20点以上いくことはなく、何回かラウンドを重ねて減点が蓄積していくというのが普通なのですが、そとわっとくんが開始1ラウンド目で44点の減点をたたき出したのがハイライトでした。これは勝負決まったなと思っていたら、数ラウンド後にはいつのまにか接戦になっているというかなり熱い展開に。自分の持ってきたゲームで負けるわけにはいかないなと思っていたら、ここでも最下位になりました。なんでだ。もう寝よう。
2日目。桃源台からロープウェイに乗って箱根の代表的な観光地、大涌谷を目指します。3~4時ぐらいまでポケカしてた奴らはすごい眠そうでしたが、構わず9時には出発しました。

朝からアトラクション気質な乗り物に乗れたので目が覚めました。天候にも恵まれ景色を堪能しながら山の上へ。だんだん硫黄の匂いが近付いて、観光地に来たという実感が湧いてきました。

たくさんのかんこうきゃく(SR)で賑わい、旅行らしさのある場所に来ることができたなあと感じました。折角なので集合写真を一枚。

ひとしきり見物の後、朝食兼昼食としておいしいラーメンやカレーを食べ、名物の黒たまごも楽しんだりと早起きしたかいがありました。観光している人は日本人よりも外国人の方が多い気がして、こんなところでも円安を実感してしまう自分は職業病ならぬ学部病なのでしょうか(みっつばーは経済系の学部です)。
ロープウェイで来た方向とは逆の方向、強羅を目指し、今度は下ります。ロープウェイで下っていくというのも昇るときとはまた違った楽しさがありました。

たまたまロープウェイから見えた大文字。これをみて「だいもんじ」と言ってしまうのはおそらくポケサー民でしょうね。お盆の終わりに大文字の形に火をつけて燃やし、先祖の霊を見送ることを「送り火」というらしいので、ここにも興奮要素があるのがポイント高いです。見つけられてよかった。
箱根登山鉄道に乗り換え、強羅駅、そこから箱根登山バスに乗って次の目的地、『箱根ガラスの森美術館』へ。なぜここに来たのかというと、第9世代スカーレット・バイオレットで登場した要素、テラスタルに所縁を感じたことが挙げられます。





中には輝きを放つクリスタルやや大きなガラスの彫刻、趣向を凝らした装飾品など数々の作品や歴史的価値の高い一品が並べられており、一生分のガラス見たって感じです。母への誕生日プレゼントにグラスフラワー(なんかガラスで出来た枯れない飾りのお花)を購入しました。喜んでもらえたのでマジでここで買えて良かったです。余談ですがお土産を買う際にそとわっとくんがラインでどんなのがいいかを友人にラインし、すぐには返信が来なかったので彼はそのお店に40分くらい居なきゃならなくなったのはちょっとかわいそうだなと思いました。そういうラインしたときに限ってたいていすぐには返信来ないのってなんででしょうね。
美術館を出るころには夕方になり、バスに乗って箱根湯本へ行くことに。といっても特に何をするでもなく夕食の店を探したりするだけでした。個人的には有名な『えゔぁ屋』に行けたので、一人だけ楽しんでました。その間エヴァに興味のないみんなを待たせちゃってたのは少し申し訳ないです。

夕食にかつ丼がおいしいという店に入り、各々かつ丼や天丼などを楽しんでから、再びバスに乗って宿へと帰還。またしても私は一足先に大浴場へ。色々な場所を巡ったおかげで心地良い疲れを感じながら温泉に浸かれました。ダジャレではないです。
部屋に戻るとみんな入れ替わりで大浴場に行ってしまったので一人になりました。嫌われてたらやだなあと思いながら、部屋のテレビでレジェンズアルセウスを遊びながら待ちます。スマホでユーチューブ見ながらスイッチでゲームをするの、いつもとやってること変わんねえな、なんて考えつつ色違いヒスイバクフーンを探すこと小一時間。他のポケモンの色違いには巡り合えるし、光るエフェクトと音が出るので色違いを見逃しづらいというのがレジェンズアルセウスの魅力だと思っていますが、バクフーン(ヒノアラシ、マグマラシ)の色違いにはなかなか巡り合えません。1時間半くらいプレイして結局出会えず、グレッグル、サイホーン、モンジャラ、ナエトルの色違いは見つけられました。やったね。
みんな遅いなあ…と思ったら、結局部屋を出て2時間ぐらい経過した後にようやく戻ってきました。遅かったねと聞いたら、「ずっと政治の話をしてました」なんて言われました。絶対にそんなことはないと思います。
疲れからか、一日目よりは早い時間に眠くなったのでおふとんの中でぐだーとして、二日目は終了。ちゃんとポケモンスリープは忘れませんでした。
3日目。朝風呂ですっきりしてから最終日スタート。10時にはチェックアウトと寝る前に伝えていたのですが、たけだくん(タケダ(@Snorlax_0143)さん / X (twitter.com))は9時半に「今起きたとこです」と言ってきました。大物です。あとその状態の寝起きで辛いカップ麺食べてました。おそらく彼は無敵です。
宿の人にお礼を言い、いざ出発。

桃源台から少し歩けばバスに乗って箱根湯本に行けると思い、芦ノ湖沿いを歩くこと数分。たどり着いたのは伊豆静岡バスの乗り場でした。間違えました。すいませんでした。
全然いいですよ大丈夫ですよと、後輩に気を遣われながら桃源台へ引き返します。せっかくだから芦ノ湖のほとりを歩いて戻ろうということになり、これがほんとのレイクサイドかー、なんて思いつつとても良い景色を拝むことができました。


桃源台から箱根登山バスに乗り込み、窓からの景色を見ながら箱根湯本駅へ。各自、お土産を物色します。自分はご当地のお酒や地元で獲れたお魚の干物なんかを購入しました。箱根に別れを告げて、小田原まで移動します。
小田原駅で少し早めの昼食。このあたりから旅の終わりの空気が漂ってきて、少しさびしさもありましたかね。食べ終わってお店をでてからすぐに、まひろくんがお店にキャリーバッグを忘れたことに気づいて、「あの中にはポケカが!」と言いながらお店に走っていったときは正直笑いました。すぐに気づけてよかったね。
小田原駅改札口で、いちおう締めくくり。「家に帰るまでが合宿です!」と言いたかったセリフが言えたので、満足です。これを言うために合宿来たまである。まだ日は高めの時間でしたが無理に観光することもないなと思ったので、小田原駅にて解散。思えば濃い3日間でした。参加したみんな、改めてお疲れ様。
次の合宿は来年の春を予定しています。今度はもっと大所帯で行ってみるのも面白そうです。というか大所帯で行きましょう。

いかがだったでしょうか。長くなりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございます。それなりに楽しめたのでしたら幸いです。それでは。
パラドックスポケモン ~パルデアの謎~
こんにちはこんばんは、みっつばーです。このブログに少しでも興味を持ってくれて、ありがとうございます。
社会科準備室という単語から大学卒業後は教師になるんですかと質問がありましたが、ぜんぜんそんなことないです。
さて、今回はパラドックスポケモン(やや古代寄り)についての考察です。DLC(ダウンロードコンテンツ)の新ストーリーが来る前にスカーレット・バイオレット関連の考察をある程度消化したいと思います。ある程度っていってももうすぐ発売から一年が経つので擦られているテーマなんていくらでもあるんですがね。それでも、パラドックスポケモンは今作の代名詞のひとつであると思いますし、私自身彼らについて興味が尽きないです。ウネルミナモやテツノイサハなど、新規パラドックスは追加され続けていますし。


パラドックスポケモンについて整理していきましょう。パラドックス(パラドクス)とは、逆説、背理、と訳される言葉で、「一般に正しいと考えられていることに反する主張や事態」「正当な考え方で推論を深めていくと、一般的な結論と逆の答えが導かれ、ものの道理があわなくなる」といった意味があります。ここでは、「矛盾」という概念を含んでいるといったイメージで構いません。つまり、パラドックスポケモンとは、現代の世界に出現した本来この時代にいない筈の遥か古代/未来のポケモンを意味しています。今作の伝説ポケモンのコライドンやミライドンもこの「パラドックスポケモン」に分類される存在のようです。
彼らの特徴は、いずれも現代の特定の既存種と似た見た目をしていることです。ここが面白いところですよね。
作中でも何度か登場する(した)パルデア地方に伝わる冒険が記されたスカーレットブック/バイオレットブックには、パルデアの大穴内部で目撃したこれらの存在を記した情報が記録されており、他にも学校の図書館やコサジ灯台の研究所にあるオカルト雑誌「月刊オーカルチャー」にも、これらのポケモンについての記事があります。
一方、ポケモン図鑑の方ではとにかく確認例が少なく情報が不足しているため内容がかなり乏しいようです。「目撃情報や捕獲例はほとんどない」「生態は一切不明、データ不足」「古い探検記や怪しいオカルト雑誌に載っている生物や物体に似ている」といったあいまいな記述が多く…中には情報の少なさゆえか「月刊オーカルチャー」の文章を引用しているものまで見受けられます。ウィキペディアかよ




くわえて、先ほど述べたようにパラドックスポケモンは現代のポケモンと似通ったすがたをしていますが、これは前回説明したリージョンフォームのような姿が異なる同種ではなく、現代種とは別のポケモンとして扱われるようで、図鑑ナンバーも違っています。これは、両者(たとえば、プリンとサケブシッポ)の正確な関連性は不明なためであり、研究どころか目撃情報すらあやふやなせいか祖先や子孫であるとの遺伝子的な関連について断定することは出来ずにいるためであると考えられます。唯一、遺伝子検査まで行うことができたというコライドン/ミライドンだけは、「モトトカゲの古代/未来の姿である」という識別結果がでていますが、やはり図鑑上では別種として扱われています。こちらについては、現在の我々と、我々の祖先のサルに近い原始人とでは生物学的にはもはや別の種であると扱わざるを得ないのと同様なのではないでしょうか。
それでは、前提はこのくらいにして考察していきます。
提起したいのは、パラドックスポケモンの持つ矛盾性についてです。結論から言うと、パラドックスポケモンは特定の現代種の古代/未来のすがたではない、のではないでしょうか。
そう考える理由となったポケモンが、こちらです。


モロバレルの図鑑説明文は、
『モンスターボールに 擬態するが ポケモンに 対して 効果が あるのかは よくわかっていない。』(バイオレット) となっています。つまり、モンスターボールが存在している時代よりあと、あるいは同時期に存在し始めたポケモンであることがわかります。

モンスターボール自体はレジェンズアルセウスの時代(ちょっと昔)からありますが、モロバレルの擬態デザインのもとになっている、馴染み深いモンスターボールのデザイン(普通のやつ)になったのはそれよりは最近ということも作中から判断できます。よって、擬態するという特性からモロバレルがポケモン世界に存在するようになったのは比較的最近であると言えるでしょう。
ここから何がわかるかというと、アラブルタケが本当に遥か昔に存在していたというのはめちゃくちゃ考えにくいということです。モンスターボールどころか文明すらあったかあやしい時代なのにがっつり腕とか頭がモンスターボールモチーフなのは明らかにおかしいです。
仮に、「モロバレルがモンスターボールに擬態する特性を備えたのが最近になってからであって、それ以前もモロバレルというポケモンは存在していた」としても、じゃあルーツであるアラブルタケの方がなんであんなにモンスターボールっぽい見た目なんだよという矛盾が発生します。それに、もしそうだとするとレジェンズアルセウス時代のモンスターボールには擬態していないのはおかしいです。

なぜなら、時代によってその姿を変化させているビリリダマ・マルマインが存在するためです。モンスターボールという物体の見た目に影響を受けるポケモンがモロバレルだけではない以上、この説はやや支持しがたいという考えになりました。
では、アラブルタケ(パラドックスポケモン)とは結局どのような存在なんでしょうか。
私の考えでは、彼らは現代種が古代/未来に飛ばされて、その時代で生存していくために進化・変化したポケモンのすがたであると思っています。
どういうことかというと、かの名作、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の3作目のドク(主人公の友人の科学者)に近いのではないでしょうか。詳細は省きますが、ドクはタイムマシンの誤作動によって100年前の世界に飛ばされ、そしてその時代の人と恋に落ち、結婚して子どもを設けます。つまり、その時点でタイムパラドックスが起こるわけです。ドクと結婚した女性は本来の歴史では事故で無くなるはずでしたが、主人公とドクによって助けられ、最終的には結婚して子どもまで産まれています。またドクも本来はその時代に生きる人間ではありませんから、彼らが結婚することはありえないはずだったのです。説明が難しいので、タイムパラドックスについては『バック・トゥ・ザ・フューチャー』本編を視聴すればわかりやすく理解することができますが、とにかく、本来の歴史で起こった流れを変えたことで別の歴史、別の世界線が生まれることになります。
もっと単純な話に置き換えましょう。例えば、Aさんがコップで水を飲んでいたら不注意でコップを床に落として割ってしまったとします。Aさんがそれをやりなおそうとしてタイムマシンで数分ほど過去に戻り、コップをどこかに隠すなりしてしまえば、もうAさんはそもそもそのコップでは水を飲めなくなります。このように歴史を改変すると、タイムパラドックスが生じ、本来の「コップを割ってしまった世界線」から「そもそもコップに触らず、割らなかった世界線」が分岐します。これは空間的分離ではなく時間的分離です。パラドックスポケモンはこのようにして生まれた存在であると考えます。
アラブルタケをモデルに説明すると、現在に生きているモロバレルが何かの影響で古代のパルデアに飛ばされてしまい、上述したドクのようにモロバレルがその時代で生きるために姿かたちを変え、その環境に適応していったすがたがアラブルタケではないでしょうか。なお、ここでのアラブルタケはその飛ばされたモロバレルである必要はなく、そのモロバレルの子どもや孫かもしれません。流石にモロバレル→アラブルタケとすがたが一瞬で変わることは考えにくいです。古代という、現代種ポケモンが生存していくには過酷な環境であれば、リージョンフォームのように見た目・身体機能を変質させることが必要になるのではないでしょうか。アラブルタケが草に擬態するような傘を身に着けているのは生存に有利な進化をしていると感じます。
そして、そのようにしてうまれたアラブルタケはもう別の世界線の存在です。なぜなら、過去でモロバレルがアラブルタケになったとするともうその世界にモロバレルという存在が生まれることはおそらく無くなるからです。ドクのケースで言えば、彼が過去で歴史を変えた時点でもう一度現代にドクが生まれることはありえない、ということです。同様に、生態系とはどれか1種欠けると成り立たないものです。つまり、飛ばされたモロバレルがいた元の世界と、モロバレルが飛ばされてアラブルタケとして適応した世界はもはや別の世界線となります。
メタな話かもしれませんが、『スカーレット』ではボーマンダ・ムウマが出現せず、『バイオレット』ではバンギラス・サザンドラが出現しません。そして、『スカーレット』ではトドロクツキ・ハバタクカミが登場し、『バイオレット』ではテツノイバラ・テツノコウベが登場します。果たしてこれは単なる偶然でしょうか。


ここに、私がパラドックスポケモンを別の世界線のポケモンであると考える大きな裏付けがあります。こじつけのように聞こえるかもしれませんが。

図示するとこのようになるでしょう(と思います)。一度歴史に変更点を加えると、もう本来の歴史とは交わることはなく元には戻らないと感じていただければ大丈夫です。すると、パラドックスポケモンとはこのようにして生まれた別世界線上の存在ではないでしょうか。
なら、そもそもなぜモロバレルが古代へ飛ばされているのかという疑問が浮上します。これについては、レジェンズアルセウスの「時空の歪み」のような災害的現象・セレビィの「ときわたり」に類似するような、ポケモンの持つ未知の時間移動能力・現在はゼロゲート最深部にあるタイムマシンの誤作動や試作段階での事故など、いくつか可能性はあると考えられます。少なくとも、レジェンズアルセウスの「時空の歪み」では、本来、当時のヒスイ地方には存在しないはずのポリゴンやズガイドスといったポケモンが時空の裂け目によってヒスイにあらわれ、彼らがラベン博士によって図鑑に記録されています。つまり、この時空の歪みが無ければ絶対に起こらない出来事が時空の歪みによって発生し、未来が変わってしまっています。

ここから言えることは、では、そのポリゴンやズガイドスはどこからやってきたのか、それはおそらく現代であろう、ということです。つまり、現代からポケモンが時空を超えて過去や未来に行くことは原理上不可能ではないということになります。これが、私の考えを裏付ける大きな根拠になっているかもしれません。
まとめると、「パラドックスポケモンとは、なんらかの要因で現代に生きるポケモンが古代/未来に飛ばされてしまい、その時代その環境に適応する形で進化した別の世界線上のポケモンである」というのが私の考えになります。ここまで解説すれば、ありえない話と一蹴することはまずできないのではないでしょうか。
ここからは余談になりますが、今作は第七世代(『サン』『ムーン』、『ウルトラサン』『ウルトラムーン』)との対比であると感じています。
準伝説の、カプたち4体の土地神と4災と呼ばれる呪われたポケモン。
別の空間の存在であるウルトラビーストと別の時間(時代)の存在であるパラドックスポケモン。
どちらも準伝説は相手のHPを半分にする専用技を持ち、ウルトラビーストとパラドックスポケモンの特性はいずれも自分の最も優れた能力を上昇させるというもの。
主人公と、そのライドポケモン。
まだまだ共通性・対比はあるでしょう。ここまでくるとなにか公式の意図があるのかもしれませんね。
いかがだったでしょうか。個人の意見ではありますが、それなりに楽しめたのでしたら幸いです。それでは。