みっつばーの社会科準備室

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めとぽけ夏合宿2023 ~残暑小田原箱根紀行~

こんにちはこんばんは、みっつばーです。このブログに少しでも興味を持ってくれて、ありがとうございます。

 

前回のタイムパラドックスのネタが意外と好評だったみたいなので今度またそういうの書こうと思ってます。セレビィのときわたりとか、面白そうです。

 

気づけば10月になって、夏を振り返るには時間が経ちすぎている気がしますが、都立大の夏休みは9月いっぱいまでなので何も問題はありませんね。それに令和の時代、まだまだ暑い日があるに決まってます。

雄大大涌谷

 

さて、今回は9/25-9/27の2泊3日、小田原と箱根で行われためとぽけの夏合宿についての記事です。このブログでは初の長編となります。コロナとかちあったこともあり、自分にとっては4年生にして初のサークル合宿。少なからず楽しみな気持ちがありましたが、なんというか始まる前から前途多難でした。

いちおう合宿担当係を何人かに頼んで、自分の代わりに話を進めることをお願いしていましたが、まず、予定を決めるとか、宿どうするかとか、そもそもいつどこにしようとか、そういうスタートダッシュがぐだついてしまったこと。短距離走の選手がいざレースに臨もうとしたら靴紐結べてなかったりユニフォーム後ろ前だったりとレース以前のあれこれがおぼつかないみたいな感じでした。これに関しては夏の間就活で多忙だった自分がほとんど指示連絡等を行えなかったことも原因ではあるので、後輩達を責めることはできないのですが、7月下旬に、そろそろ合宿関連はある程度進んでるかな…と思い副代表らに連絡したところ返ってきたのは

このときはほんとに驚いたよね

先が思いやられるどころではありませんでした。いつだったか、めとぽけの先達の何人かが口をそろえて「ポケモンサークルにいる人間はだいたい社不」と言っていたことを思い出しました。もっと簡潔に言えば、ポケモンサークルは「仕事できる人間の方が珍しい」団体なのです。大学の授業で習った組織管理やマネジメントの重要性を再確認させられました。ポケカの腕磨く前に、やるべきことはいくらでもあります。

そんなこんなで、結局大学の前期が終わってからようやく場所は箱根にしましょうとか、日程はここにしましょうというのが決まりだしましたが、いかんせん決定が遅くなってしまったので参加したい人・参加できる人は少数になってしまいました。これは今でも非常に残念だと思っています。しかも皮肉にも少数になったことで諸々の手続きに苦労しなくなったのもなんか納得いきません。結局、オタク6人での旅行になるかと思いきや、ありがたいことに自身の名義で宿を予約してくれた副代表ボクジンくん(木神/bokuzin(@bokuzin2)さん / X (twitter.com))が前日に体調不良。さらに1人減ってしまいました。

驚くなかれ、ここまでの文章ではまだ合宿が始まってすらいません。色々書きましたが改めて大変なことばかりです。こんなんで本当に大丈夫だろうかという気持ちが直前まで拭えませんでした。とにもかくにも夏合宿スタートです。

 

 

1日目。昼過ぎに小田原駅に集合し、別件で後から合流する予定のそとわっとくん((1) そとわっと(@sotowhat501)さん / X (twitter.com))を除いた4人でのスタートとなりました。ぶっちゃけ誰かは遅刻するだろうなと思って早い時間を指定しましたが、みくびりすぎだったようです。

まずは駅からも近い小田原有数の観光名所、小田原城へ向かいます。

間近で見るとテンションあがりますね

まだ暑さを少し感じる9月の日差しを受けながら見上げる小田原城は流石に立派でした。かき氷を食べたり、城内を見学したりと旅の出だしに良いスタートを切れました。特に、城内見学では城好きのまひろくんと戦国好きのくろまるくん(くろまる(@Ame_Poke24)さん / X (twitter.com))のマニアックな歴史トークを聞けたのもあり、オタクのいいところが出ててとても楽しむことができました。

天守閣からの眺めは360度見ごたえがありました

本丸、二の丸、三の丸とひとしきり回り、時間は夕方に。

特に誰も行きたい場所の希望を出さなかったので、私の提案で漁港の小田原港へ徒歩で向かうことに。オタクの良いところは、移動時間でも何かしら話しているので沈黙の気まずさがほぼ無いところ。とにかく人さえいれば何かしらについて話せるコミュニティなので、移動が苦にならないみたいです。構築について、ゲームのBGMについて、最新情報について、とネタに事欠かないポケモンというコンテンツがすごいのであって、別にポケサー民がすごいわけではなさそうですが、こんな感じで合宿中は終始ワイワイできたのは楽しかったです。

 

徒歩で20分ほど進み、小田原港へ。しかし、漁港の朝は早く、昼過ぎには営業をやめるため、夕方に訪れたわたしたちは完全に人気(ひとけ)のない時間に来てしまい、失敗したなあと感じました。小田原港は知る人ぞ知る観光地で、日中は賑わいを見せるのですが、わたしたちが17時半頃に着いたときにはトラックと野良猫ぐらいしか居なかったです。

オレラ スシー

幸運にも、すぐ近くでお寿司屋さんを見つけそこで夜は食べていくことに。しかも小田原港でその日に獲れた新鮮な魚を使っているとのことで、ネタは大きく弾力もあり驚きました。個人的ハイライトは『本日のオススメ②』にあった日替わりのやつ。名前はもちろん憶えていませんがめちゃくちゃ美味でした。多分二度と食べられないと思います(覚えてないので)。普通の回転寿司チェーンよりもそこそこいい値段でしたが、大満足の夕食になりました。

 

お腹も満たせたところで、箱根登山バスに揺られながら仙石原エリアにある宿に向かいます。夜+山の中+街灯少ないというコンボで、バスを降りたら真っ暗闇で人の気配も無いというホラー要素もありながらも宿に到着。朝食や夕食の食事のオプションの無い、素泊まりのみのプランでしたが誰一人文句も出ないほどとても雰囲気の良いホテルでした。予約をしてくれたボクジンくんに改めて感謝です。

夜のやや遅い時間にチェックインしたので、ホテルの方がお布団を並べてくれていました

普段ベッドで寝ている勢が多いので畳に敷布団はテンション上がりました。くろまるくんが部屋につくなりスマホやDS、スイッチの充電器を繋ぎだすのを見ると改めてさすがだなと思いながら、私は一足先に大浴場へ。

(さすがに大浴場の写真はありませんが)たまたま人が少なかった時間で、ほぼ貸し切りでした。露天風呂もあり、夜空と山々を見ながらの温泉は言うまでもなくすばらしかったです。月もよく見えて、そういえば今週末は中秋の名月だったなあなんてことを思いながら少し膨らんでる月を見ていると来てよかったと感じました。

 

遅くなりながらそとわっとくんも合流し、実機勢は予告したキタカミ部内戦を開催!DLCで追加されたポケモンで対戦を行いました。

ヒスイで出会ったこの子たちと勝ちたい!と思いました

起点づくりエンペルト、だいふんげきアタッカーゴウカザル、からやぶドダイドスというまあまあやれそうなパーティでした

頑張ってシンオウ御三家でパーティを組み、かつ全員色違いという気に入っている構築です。ランクマならともかくこういうルールなら活躍できそう、というポケモンを用意しましたが、見事に全敗。対戦に関してはこのあいだのポサリンピックで自信をつけていたのですが、読みが全部裏目に出て大失敗することが2回くらいあり、ちゃんと実力で負けでした。めとぽけの実機勢の未来は明るいです。ちなみに優勝はくろまるくんでした。強かった。

 

寝る前に全員でやれそうなカードゲーム、『ニムト』をやりました。

これは5~6人くらいでやるのが一番おもろい

簡単に言うと手札を切りながら減点をなるべく抑えて他人に減点を押し付ける、というゲームで、誰かの減点が66点を超えたらゲーム終了というもの。やったことない人は是非ともプレイして欲しいです。基本的に1回のラウンドで減点が20点以上いくことはなく、何回かラウンドを重ねて減点が蓄積していくというのが普通なのですが、そとわっとくんが開始1ラウンド目で44点の減点をたたき出したのがハイライトでした。これは勝負決まったなと思っていたら、数ラウンド後にはいつのまにか接戦になっているというかなり熱い展開に。自分の持ってきたゲームで負けるわけにはいかないなと思っていたら、ここでも最下位になりました。なんでだ。もう寝よう。

 

 

2日目。桃源台からロープウェイに乗って箱根の代表的な観光地、大涌谷を目指します。3~4時ぐらいまでポケカしてた奴らはすごい眠そうでしたが、構わず9時には出発しました。

フリーパス買ったのでバスからロープウェイまで乗り放題でした

 

朝からアトラクション気質な乗り物に乗れたので目が覚めました。天候にも恵まれ景色を堪能しながら山の上へ。だんだん硫黄の匂いが近付いて、観光地に来たという実感が湧いてきました。

フエンタウンとかえんとつやまってこんな感じなんでしょうか

たくさんのかんこうきゃく(SR)で賑わい、旅行らしさのある場所に来ることができたなあと感じました。折角なので集合写真を一枚。

観光客っぽい外国人の方に撮ってもらいました

ひとしきり見物の後、朝食兼昼食としておいしいラーメンやカレーを食べ、名物の黒たまごも楽しんだりと早起きしたかいがありました。観光している人は日本人よりも外国人の方が多い気がして、こんなところでも円安を実感してしまう自分は職業病ならぬ学部病なのでしょうか(みっつばーは経済系の学部です)。

 

ロープウェイで来た方向とは逆の方向、強羅を目指し、今度は下ります。ロープウェイで下っていくというのも昇るときとはまた違った楽しさがありました。

大文字といえば京都が有名ですね。ほんとに「おくりびやま」じゃん

たまたまロープウェイから見えた大文字。これをみて「だいもんじ」と言ってしまうのはおそらくポケサー民でしょうね。お盆の終わりに大文字の形に火をつけて燃やし、先祖の霊を見送ることを「送り火」というらしいので、ここにも興奮要素があるのがポイント高いです。見つけられてよかった。

箱根登山鉄道に乗り換え、強羅駅、そこから箱根登山バスに乗って次の目的地、『箱根ガラスの森美術館』へ。なぜここに来たのかというと、第9世代スカーレット・バイオレットで登場した要素、テラスタルに所縁を感じたことが挙げられます。

良いところでした。おすすめ。

美術館に池とかあるのオシャレよね

水テラスのやつ

展示品もほとんど写真OKなのすごいですね

本物に見えますが、ガラスの薔薇です

 

中には輝きを放つクリスタルやや大きなガラスの彫刻、趣向を凝らした装飾品など数々の作品や歴史的価値の高い一品が並べられており、一生分のガラス見たって感じです。母への誕生日プレゼントにグラスフラワー(なんかガラスで出来た枯れない飾りのお花)を購入しました。喜んでもらえたのでマジでここで買えて良かったです。余談ですがお土産を買う際にそとわっとくんがラインでどんなのがいいかを友人にラインし、すぐには返信が来なかったので彼はそのお店に40分くらい居なきゃならなくなったのはちょっとかわいそうだなと思いました。そういうラインしたときに限ってたいていすぐには返信来ないのってなんででしょうね。

 

美術館を出るころには夕方になり、バスに乗って箱根湯本へ行くことに。といっても特に何をするでもなく夕食の店を探したりするだけでした。個人的には有名な『えゔぁ屋』に行けたので、一人だけ楽しんでました。その間エヴァに興味のないみんなを待たせちゃってたのは少し申し訳ないです。

来れてよかったです

夕食にかつ丼がおいしいという店に入り、各々かつ丼や天丼などを楽しんでから、再びバスに乗って宿へと帰還。またしても私は一足先に大浴場へ。色々な場所を巡ったおかげで心地良い疲れを感じながら温泉に浸かれました。ダジャレではないです。

部屋に戻るとみんな入れ替わりで大浴場に行ってしまったので一人になりました。嫌われてたらやだなあと思いながら、部屋のテレビでレジェンズアルセウスを遊びながら待ちます。スマホでユーチューブ見ながらスイッチでゲームをするの、いつもとやってること変わんねえな、なんて考えつつ色違いヒスイバクフーンを探すこと小一時間。他のポケモンの色違いには巡り合えるし、光るエフェクトと音が出るので色違いを見逃しづらいというのがレジェンズアルセウスの魅力だと思っていますが、バクフーン(ヒノアラシマグマラシ)の色違いにはなかなか巡り合えません。1時間半くらいプレイして結局出会えず、グレッグルサイホーンモンジャラナエトルの色違いは見つけられました。やったね。

みんな遅いなあ…と思ったら、結局部屋を出て2時間ぐらい経過した後にようやく戻ってきました。遅かったねと聞いたら、「ずっと政治の話をしてました」なんて言われました。絶対にそんなことはないと思います。

疲れからか、一日目よりは早い時間に眠くなったのでおふとんの中でぐだーとして、二日目は終了。ちゃんとポケモンスリープは忘れませんでした。

 

 

3日目。朝風呂ですっきりしてから最終日スタート。10時にはチェックアウトと寝る前に伝えていたのですが、たけだくん(タケダ(@Snorlax_0143)さん / X (twitter.com))は9時半に「今起きたとこです」と言ってきました。大物です。あとその状態の寝起きで辛いカップ麺食べてました。おそらく彼は無敵です。

宿の人にお礼を言い、いざ出発。

機会があればまたお世話になります

桃源台から少し歩けばバスに乗って箱根湯本に行けると思い、芦ノ湖沿いを歩くこと数分。たどり着いたのは伊豆静岡バスの乗り場でした。間違えました。すいませんでした。

全然いいですよ大丈夫ですよと、後輩に気を遣われながら桃源台へ引き返します。せっかくだから芦ノ湖のほとりを歩いて戻ろうということになり、これがほんとのレイクサイドかー、なんて思いつつとても良い景色を拝むことができました。

いかりのみずうみ、シンジこ、オージャのみずうみ、とポケモンにもたくさんの湖がありますね

水が透き通っており、太陽を反射して輝いていました。綺麗。

桃源台から箱根登山バスに乗り込み、窓からの景色を見ながら箱根湯本駅へ。各自、お土産を物色します。自分はご当地のお酒や地元で獲れたお魚の干物なんかを購入しました。箱根に別れを告げて、小田原まで移動します。

小田原駅で少し早めの昼食。このあたりから旅の終わりの空気が漂ってきて、少しさびしさもありましたかね。食べ終わってお店をでてからすぐに、まひろくんがお店にキャリーバッグを忘れたことに気づいて、「あの中にはポケカが!」と言いながらお店に走っていったときは正直笑いました。すぐに気づけてよかったね。

小田原駅改札口で、いちおう締めくくり。「家に帰るまでが合宿です!」と言いたかったセリフが言えたので、満足です。これを言うために合宿来たまである。まだ日は高めの時間でしたが無理に観光することもないなと思ったので、小田原駅にて解散。思えば濃い3日間でした。参加したみんな、改めてお疲れ様。

 

次の合宿は来年の春を予定しています。今度はもっと大所帯で行ってみるのも面白そうです。というか大所帯で行きましょう。

 

富士山!

 

いかがだったでしょうか。長くなりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございます。それなりに楽しめたのでしたら幸いです。それでは。